トゥーランドットの補筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 06:17 UTC 版)
「リッカルド・ザンドナーイ」の記事における「トゥーランドットの補筆」の解説
プッチーニが《トゥーランドット》の終幕を完成を見ないままに生涯最後の日々を迎えたころ、出版社のリコルディは、万一の場合の完成者に最もふさわしい人物として、ザンドナーイを候補に上げた。プッチーニ自身もその案に賛成し、トスカニーニもそれを英断として褒め称えている。しかしながらプッチーニの息子トニオがその案を却下した。結局《トゥーランドット》を補筆したのはフランコ・アルファーノであったが、トスカニーニがアルファーノ実用版を手荒く扱ってから、それに倣ってアルファーノの補筆部分をカットして演奏することがこんにち広く普及している。
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