デミー博士とは? わかりやすく解説

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デミー博士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/09 22:52 UTC 版)

デミー博士
デミー博士(長崎県長崎市にて、2021年6月)
人物情報
生誕 出水 享(でみず あきら)
1979年????
日本福岡県
居住 日本長崎県
国籍 日本
出身校 長崎大学
学問
研究分野 土木工学
学位 博士(工学)
公式サイト
https://www.akira-demizu.com/
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デミー博士(デミーはかせ)こと出水 享(でみず あきら、1979年 - )は、日本土木工学者(博士(工学))、土木タレント、YouTuber、 PRプロデューサー、環境プロデューサー、地域プロデューサーである。

土木工学と広報の専門家として土木・建設業のPR活動や軍艦島文化遺産 (世界遺産))の調査研究を行う。また、環境保全SDGs地域活性化・地域創生にも取り組む。

来歴

長崎大学を卒業後、建設コンサルタント会社に勤務し、土木構造物の維持管理技術を習得した[1]後、長崎大学で勤務し博士(工学)を取得した[1]

活動

研究

主な研究はイメージング技術や3D・VR技術を用いたインフラ構造物の防災技術の開発である[1]。技術開発者として「PC構造物の現有応力を測定するスリット応力解放法の開発」が国土交通大臣表彰国土技術開発賞の創意開発技術賞部門を受賞した[2]

軍艦島研究家として長年にわたって世界遺産・軍艦島を調査・研究し、ドローンの空撮画像から軍艦島3Dデータ化に成功した[3][4][5]。「軍艦島3Dプロジェクト」でグッドデザイン賞を受賞た[6]

環境保護

2021年に環境ボランティア団体「team長崎シー・クリーン」を設立、長崎市野母崎半島で「世界遺産・軍艦島が映える海を守ろう!」をテーマに環境美化、環境教育ゴミアート制作、海洋生態系の保護などのプロデュースを行う。2023年にはコカ・コーラ教育・環境財団 環境教育賞最優秀賞を受賞した。2024年には長崎県環境アドバイザー、2025年には環境省環境カウンセラー[7]に認定された。

地域活性化

地域活性化や地域振興に取り組んでおり、2023年には内閣府地域活性化伝道師[8]、2024年には総務省地域力創造アドバイザー[9]に任命された。

PR

研究活動を行いながら土木・建設業のPR活動を行い[10][11]、活動が土木学会土木広報大賞を受賞した[12]

2022年から高校生写真部と連携して写真で土木の魅力を伝える「青春ビルドプロジェクト」や土木の日(11月18日)に全国の土木従事者や土木ファンと連携してSNSで「土木」のワードをトレンドランキング1位を狙う「土木の日SNSアクション」、「土木を憧れの職業No.1」のイメージキャラクター「とぼイチ」など数多くのプロジェクトをプロデュースする。

2023年には、日本ダム協会からダムマイスターに認定された。

メディア

土木タレント[10]として、YouTubeで動画配信[13]、テレビ出演、イベント出演[12][14]、講演[15][13]、執筆[12][15]など幅広く活動をする。2022年には日本テレビ「解禁コネコネクラブ」、フジテレビ「林修のニッポンドリル」に出演し、2024年にTBS日曜劇場海に眠るダイヤモンド」を監修した。

主な賞歴

  • 2012年 - プレストレストコンクリート工学会 論文賞[16][17]
  • 2014年 - 山田一宇賞 土木分野(前田記念工学振興財団)[3][18]
  • 2015年
  • 2016年 - 国土交通大臣表彰・国土技術開発賞 創意開発技術賞(国土技術研究センター[2] 
  • 2018年
    • 土木広報大賞 優秀賞「ワクワク土木土木(ドキドキ) デミーとマツの驚き土木体験イベント」(土木学会)[20]
    • 国土技術開発賞20周年記念賞 創意開発技術大賞(国土技術研究センター)[21]
  • 2019年 - 土木広報大賞 準優秀部門賞 教育・教材部門「デミーとマツ式応援したくなる土木広報」(土木学会)[22]

著述

執筆参加

脚注

出典

  1. ^ a b c デミー博士. “デミー博士 - プロフィール”. 2021年8月25日閲覧。
  2. ^ a b 第18回国土技術開発賞”. 国土技術研究センター. 2021年8月25日閲覧。
  3. ^ a b 四国の犬 (2018年10月4日). “軍艦島ブームの仕掛人、出水享とは何者か?”. 施行の神様. ウィルオブ・コンストラクション. 2021年8月25日閲覧。
  4. ^ 出水享 (2020年8月17日). “「崩壊へのカウントダウンが始まった」世界遺産・軍艦島からの報告(前編)”. 日経クロステック. 2021年8月21日閲覧。
  5. ^ 出水享 (2020年8月18日). “「税金に頼らない保存を目指そう」世界遺産・軍艦島からの報告(後編)”. 日経クロステック. 2021年8月25日閲覧。
  6. ^ a b 軍艦島3Dプロジェクト”. 日本デザイン振興会. 2021年8月25日閲覧。
  7. ^ デミー 博士 | 環境カウンセラー”. 環境省. 2025年11月10日閲覧。
  8. ^ 地域活性化伝道師一覧 - 地方創生推進事務局”. 内閣府 地方創生推進事務局. 2025年11月10日閲覧。
  9. ^ 総務省|地域人材ネット(地域力創造アドバイザー)”. 総務省. 2025年11月10日閲覧。
  10. ^ a b 土木PRタレントデミー博士って何者?” (PDF). 長崎県土木部. 2021年8月25日閲覧。
  11. ^ 四国の犬 (2018年5月28日). “噂のドボク応援チーム「デミーとマツ」って何者?”. 施工の神様. ウィルオブ・コンストラクション. 2021年8月25日閲覧。
  12. ^ a b c d 土木広報大賞”. 土木学会. 2021年8月25日閲覧。
  13. ^ a b 爆破で噂のデミー博士 - YouTube”. www.youtube.com. 2021年8月25日閲覧。
  14. ^ 【イベントレポート】佐藤健寿トークショー『軍艦島と世界の廃墟』”. チトセピアホール (2018年2月25日). 2021年8月25日閲覧。
  15. ^ a b 「あいち土木の魅力・未来プロジェクト」講演会” (PDF). 国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所 (2019年11月6日). 2021年8月25日閲覧。
  16. ^ 工学研究科の松田浩教授と生産科学研究科博士後期課程3年生の出水享さんが公益社団法人プレストレストコンクリート工学会論文賞を受賞”. 長崎大学 (2012年6月7日). 2025年11月10日閲覧。
  17. ^ 平成23年度 PC技術協会賞 | 公益社団法人 プレストレストコンクリート工学会”. プレストレストコンクリート工学会. 2025年11月10日閲覧。
  18. ^ 前田工学賞|公益財団法人 前田記念工学振興財団”. 前田記念工学振興財団. 2025年11月10日閲覧。
  19. ^ 「道路と交通論文賞」 授賞論文一覧”. 高速道路調査会. p. 1. 2025年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
  20. ^ 「土木広報大賞2018」受賞活動・作品一覧”. 土木学会. 2025年11月10日閲覧。
  21. ^ 二〇周年記念大賞”. 国土技術研究センター. 2025年11月10日閲覧。
  22. ^ 「土木広報大賞2019」準優秀部門賞[教育・教材部門] | 土木広報大賞”. 土木学会. 2025年11月10日閲覧。

関連項目

外部リンク




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