デチェンヴィリ祭壇画とは? わかりやすく解説

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デチェンヴィリ祭壇画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 16:34 UTC 版)

『デチェンヴィリ祭壇画』
イタリア語: Pala dei Decemviri
作者 ピエトロ・ペルジーノ
製作年 1495–1496年
寸法 193 cm × 165 cm (76 in × 65 in)
所蔵 ヴァチカン美術館ローマ

デチェンヴィリ祭壇画』 (デチェンヴィリさいだんが、: Pala dei Decemviri) は、イタリアルネサンス期の芸術家ピエトロ・ペルジーノが制作した絵画である。ローマヴァチカン美術館に所蔵されている。

本作は、ペルージャの十人委員会によってパラッツォ・デイ・プリオリの礼拝堂のために依頼され、1495年から1496年に制作された。現在、ウンブリア国立絵画館にある『ピエタ』(87 x 90 cm) が本作の上に置かれていた。

概要

装飾と浮彫のある本作は、高い玉座に腰かけている聖母マリアを描いている。聖母の背後には丘のある明るい風景が広がっている。聖母は、幼子イエスを『ファーノの祭壇画』と同様の位置に抱いている。聖母の側には、聖ラウレンティウストゥールーズのルイ、ペルージャのヘルクラヌス、コンスタンティウスがいる。

柱廊のモチーフは、『アルバーニ・トルロニアの多翼祭壇画』や『キリストの哀悼』(ウフィツィ美術館)など、ペルジーノの15世紀後半の作品に典型的なものであった。人物像であれ、建築物であれ、同じ型のモチーフを繰り返し何度でも使うことはペルジーノの作品に見られる特徴である。

ギャラリー

参考文献

  • Garibaldi, Vittoria (2004). “Perugino” (Italian). Pittori del Rinascimento. Florence: Scala 



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