デイビッド・ヌワバとは? わかりやすく解説

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デイビッド・ヌワバ

(デイヴィッド・ヌワバ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 02:09 UTC 版)

デイビッド・ヌワバ
David Nwaba
キャバリアーズでのヌワバ(2019年)
三遠ネオフェニックス  No.2
ポジション SG/SF
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1993-01-14) 1993年1月14日(32歳)
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 95kg (209 lb)
キャリア情報
高校 ユニバーシティ高校英語版
大学 ハワイ・パシフィック大学
サンタモニカカレッジ(2012-13)
カリフォルニア・ポリテクニック州立大学(2013-16)
NBAドラフト 2016年 / ドラフト外
経歴
2016-2017 ロサンゼルス・ディーフェンダーズ
2017 ロサンゼルス・レイカーズ
2017-2018 シカゴ・ブルズ
2018-2019 クリーブランド・キャバリアーズ
2019-2020 ブルックリン・ネッツ
2020-2022 ヒューストン・ロケッツ
2022-2023 モーターシティ・クルーズ
2024 ロンドン・ライオンズ英語版
2024- 三遠ネオフェニックス
受賞歴
  • B.LEAGUEベストファイブ (2025)
選手情報  B.LEAGUE.jp
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

デイビッド・ヌワバ (David U. Nwaba, 1993年1月14日 - ) はカリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード三遠ネオフェニックス所属。大学時代は主にサンタモニカカレッジカリフォルニア・ポリテクニック州立大学でプレイをしていた。

経歴

高校

ヌワバはロサンゼルスのユニバーシティ高校英語版に所属し、そこでオール・ウェスタンリーグのMVP、そしてオール・リーグの1stチームに2回選出された。シニア・シーズン(高校4年生)である2010ー11シーズンには試合平均22.0点、11.5リバウンドを記録した[1]

大学

大学1年生の2011-12シーズン、ハワイ・パシフィック大学に所属したヌワバはレッド・シャツ(怪我や学業不振などの理由で公式試合に出られない選手)として過ごしたが、サンタモニカカレッジに転校した。2012-13シーズンには、ウェスタン・ステイト・カンファレンス内のサウス・ディビジョンの最優秀選手とオールカリフォルニア・コミュニティ・カレッジ・アスレチック・アソシエーション内のファースト・チームに選出された。最終的に試合平均で20.5点、8.8リバウンド、2.5アシストを記録している[1]

2013年にヌワバは再び転校し、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学に所属した。大学2年生となる2013ー14シーズンにおいては、34試合中、30試合で先発出場を果たし、チーム内では1番目、ビッグ・ウェスト・カンファレンス内で8番目、NCAAディビジョン1内で59番目のFG成功率である52.6%を記録した。試合平均の成績は11.7点、4.8リバウンドを、シーズン全体で21ブロックを記録した。また、ビッグ・ウェストトーナメントでは試合平均で14点、スリーポイントシュート成功率72.7%(16/22)を記録し、ビッグ・ウェスト・オールトーナメントチームに選出されている。また、2013年12月14日には、カリフォルニア州立大学を相手にキャリアハイである22点(FG% 11/13)を記録している[1]

大学3年生となる2014-15シーズン、ヌワバはチーム内で2番目、ビッグ・ウェスト・カンファレンス内で15番目となる試合平均11.4点を記録した。リバウンドについても試合平均で4.7を記録し、昨年とほぼ同じ水準を保っている。更に、合計31スティール(試合平均1.3)を記録した。さらにシーズン中に16回の二桁得点を取った試合があった。2014年12月20日には、ゴンザガ大学を相手にシーズンハイである21点を取っている[1]

大学4年生となる2015-16年には、ヌワバは30試合に出場して平均で12.5点、6.3リバウンド、3.5アシスト、1.2スティールの成績を残し、オール・ビッグウェスト特別賞に選ばれた。また、カリフォルニア・ポリテクニック大学に在籍している間に合計465本のリバウンドを記録し、リバウンド獲得数で歴代15位となり、チーム史上23番目の1000点以上を取った選手となった[2]

NBAデベロップメント・リーグ

ロサンゼルス・ディーフェンダーズ

カリフォルニア・ポリテクニック州立大学を社会学の学位を取って卒業した2016年の春、ヌワバはNBAデベロップメント・リーグ(現在はNBAゲータレード・リーグ)のリノ・ビッグホーンズのトライアウトを受けた[2]。その後ビッグホーンズは彼と契約を結んだが、2016年10月30日にロサンゼルス・ディーフェンダーズにトレードされた[3]。ヌワバはディーフェンダーズのトレーニングキャンプを経て、開幕戦のロスターへと名前を連ねる事が出来た[4]

NBA

ロサンゼルス・レイカーズ

2017年2月28日、ヌワバは10日間契約をロサンゼルス・レイカーズと結んだ[5]。その夜、ヌワバは第4Qで6分間試合に出場し、NBAデビューを果たした。(対戦相手はシャーロット・ホーネッツ。109-104で敗戦)[6]

2017年3月11日には、ヌワバは2回目の10日間契約をレイカーズと結んだ[7]。その数日後のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で先発で16分出場し、6点を取っている(118-116で敗戦)[8]

レイカーズは彼の価値を認め、2017年3月21日にヌワバと複数年契約を結んだ[9]。2017年4月1日、ロサンゼルス・クリッパーズとの試合でヌワバは19点を記録した(115-104で敗戦)[10]

レイカーズでルーキーシーズンを過ごす間、チーム方針によりヌワバは4回ディーフェンダーズへ戻されている[11]。2017年7月12日、レイカーズがケンタビオス・コールドウェル=ポープを獲得する際、ロスター人数を調整するためにウェイブされる事になった[12]

シカゴ・ブルズ

ウェイバー期間中の2017年7月14日、ヌワバはシカゴ・ブルズと契約した[13]

2017-18シーズンの当初、ヌワバは幾度も先発出場を果たした。また、ブルズのチームメイト達は彼のコンテスト・ショット(シュートチェック)を行う姿勢を賞賛した[14]。ヌワバは2018年2月22日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦において33分出場し、キャリアハイとなる21得点を記録した(試合結果は116-115で敗戦)[15]

以降のNBA経歴

2018-19シーズン、3月7日のブルックリン・ネッツとの対戦でキャリアハイを更新する22得点を記録した[16]。2019-20シーズンはブルックリン・ネッツでプレーした。

2020-21シーズン、ヒューストン・ロケッツに加入、古巣シカゴ・ブルズとの対戦でキャリアハイに並ぶ22得点を記録した[17]

2022-23シーズン開幕前にオクラホマシティ・サンダーにトレードされ、プレシーズンの5試合に出場したが、開幕を控える中チームからウェイブされた。

その後

2024年1月7日、ブリティッシュ・バスケットボール・リーグロンドン・ライオンズ英語版と契約[18]

2024年7月24日、Bリーグ三遠ネオフェニックスと契約を結んだことが発表された[19]2024-25年シーズン、チーム最多の平均17・1得点を記録するなどの活躍で、Bリーグベスト5に選出された[20]

個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー数  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2016–17 LAL 20 2 19.9 .580 .200 .641 3.2 0.7 0.6 0.4 0.6 6.0
2017–18 CHI 70 21 23.5 .478 .346 .655 4.7 1.5 0.8 0.4 1.1 7.9
2018–19 CLE 51 14 19.3 .481 .320 .682 3.2 1.1 0.7 0.3 0.6 6.5
2019–20 BKN 20 0 13.4 .521 .429 .667 2.3 0.4 0.6 0.6 0.4 5.2
2020–21 HOU 30 9 22.6 .486 .270 .691 3.9 1.0 1.0 0.7 0.6 9.2
2021–22 HOU 46 4 13.2 .483 .306 .716 3.3 0.8 0.6 0.4 0.5 5.1
通算 237 50 19.3 .490 .320 .673 3.7 1.0 0.7 0.4 0.7 6.8

人物

ヌワバの両親は、どちらもナイジェリアイボ人を起源としている。彼は5人の兄弟姉妹と共に育った。その内の一人が陸上七種競技のプロ選手であるバーバラ・ヌワバ英語版である。彼女はアメリカ国内の競技会で優勝を経験している[1]

プレイスタイル

ルーズボールに果敢に飛び込む、攻守切り替え時には遅れないよう全力で走るなど、汗をかく事を厭わないハードワークでチームに貢献する。その献身的な姿勢から好意的な視線を送るファンが多い。

脚注

  1. ^ a b c d e David Nwaba – Cal Poly”. gopoly.com. 2017年2月28日閲覧。
  2. ^ a b Ahmed, Naba (2016年12月15日). “Former Cal Poly guard David Nwaba joins Los Angeles D-Fenders”. mustangnews.net. 2017年2月28日閲覧。
  3. ^ Primeaux, Ryan (2016年10月30日). “D-Fenders Finalize Training Camp Roster and Schedule”. NBA.com. 2017年2月28日閲覧。
  4. ^ Primeaux, Ryan (2016年11月10日). “D-Fenders Set Opening Night Roster”. NBA.com. 2017年2月28日閲覧。
  5. ^ Lakers Sign David Nwaba”. NBA.com (2017年2月28日). 2017年2月28日閲覧。
  6. ^ Kemba Walker scores 30, Hornets rally past Lakers, 109-104”. ESPN.com (2017年2月28日). 2017年3月1日閲覧。
  7. ^ Lakers Sign David Nwaba to Second 10-Day Contract”. NBA.com (2017年3月11日). 2017年3月11日閲覧。
  8. ^ David Nwaba 2016-17 Game Log”. Basketball-Reference.com. 2017年3月14日閲覧。
  9. ^ Lakers Sign David Nwaba to Multi-Year Contract”. NBA.com (2017年3月21日). 2017年3月21日閲覧。
  10. ^ Clippers beat Lakers 115-104 for Doc Rivers' 800th victory”. ESPN.com (2017年4月1日). 2017年4月2日閲覧。
  11. ^ 2016-17 NBA Assignments”. NBA.com. 2017年4月14日閲覧。
  12. ^ Lakers Waive David Nwaba”. NBA.com (2017年7月12日). 2017年7月12日閲覧。
  13. ^ BULLS CLAIM DAVID NWABA”. NBA.com (2017年7月14日). 2017年7月14日閲覧。
  14. ^ Unheralded David Nwaba has made an impact for Bulls early in season”. シカゴ・トリビューン (2017年10月27日). 2017年11月3日閲覧。
  15. ^ “Bulls' David Nwaba: Scores career-high 21 points Thursday” (英語). CBSSports.com. (2018年2月23日). https://www.cbssports.com/fantasy/basketball/news/bulls-david-nwaba-scores-career-high-21-points-thursday/ 2018年2月23日閲覧。 
  16. ^ Dinwiddie leads Nets in 4th as they beat Cavs 113-107” (英語). ESPN (2019年3月7日). 2024年7月27日閲覧。
  17. ^ David Nwaba Career stats” (英語). NBA. 2025年6月25日閲覧。
  18. ^ London Lions sign David Nwaba”. ロンドン・ライオンズ公式サイト. 2024年1月7日閲覧。
  19. ^ 三遠ネオフェニックスがNBAで6年プレーしたデイビッド・ヌワバを獲得「皆さんのためにコートで全力を尽くすのが待ちきれません」”. バスケットボールカウント (2024年7月27日). 2024年7月27日閲覧。
  20. ^ 【Bリーグ】ベスト5に三遠の佐々木隆成選手、デイビッド・ヌワバ選手が初受賞|大浦颯太選手はベスト6thマンに”. 東愛知新聞WEB (2025年5月31日). 2025年6月25日閲覧。

外部リンク




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