ディヴェルティメント第1番 (モーツァルト)とは? わかりやすく解説

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ディヴェルティメント第1番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 14:33 UTC 版)

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ディヴェルティメント第1番 変ホ長調 K.113



井上京(指揮)、管弦楽団紬による演奏(2010年)

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ディヴェルティメント第1番 変ホ長調 K.113は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したディヴェルティメントクラリネットを初めて使った作品として知られる。

1769年から1771年にかけて父レオポルトと共にイタリアへ旅行した際に、1771年の11月ミラノで作曲されたと推定されている。のちに1773年にモーツァルト自身によって改訂された。なお、1771年に作曲された方は第1稿で、1773年にクラリネットを加え、改訂された方は第2稿である。

原稿の表紙にはモーツァルト自身の手(レオポルトが書いたとも言われている)で「8声の協奏曲、またはディヴェルティメント」と書かれている。モーツァルトがこれを「協奏曲」という風に呼んだのは、今日のソロ・コンチェルトやバロック風の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)の意味ではなく、各パートがそれぞれの持味を自由に発揮する音楽といった意味である。また「ディヴェルティメント」と呼んだのは、オーケストラ用の室内の意味に過ぎず、集会の音楽としてではなく、「観賞用」に作られて演奏されたものである。

構成

4楽章からなり、演奏時間は約12分。

  • 第1楽章 アレグロ - 変ホ長調、4分の4拍子。ソナタ形式
  • 第2楽章 アンダンテ - 変ロ長調、4分の3拍子。リート形式。
  • 第3楽章 メヌエット(トリオ) - 変ホ長調。
  • 第4楽章 アレグロ - 変ホ長調、4分の2拍子。ソナタ形式。

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