ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 13:02 UTC 版)
「ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー」 | ||||||||
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ロッド・バーナード の シングル | ||||||||
B面 | Pardon, Mr. Gordon[1] | |||||||
リリース | ||||||||
規格 | 7インチ・シングル盤 | |||||||
録音 | ![]() |
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ジャンル | スワンプ・ポップ | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | ジン 105/アーゴ 5327 | |||||||
作詞・作曲 | ジェイ・ミラー、バーナード・ジョリヴェット | |||||||
プロデュース | ジェイ・ミラー | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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ロッド・バーナード シングル 年表 | ||||||||
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「ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー」(This Should Go On Forever)はスワンプ・ポップ(ルイジアナ州南部のロックンロール)の楽曲である。クレジット上のソングライターはジェイ・ミラーとバーナード・ジョリヴェット。
概要
この曲は、 クレオール黒人のスワンプ・ポップ・ミュージシャン、キング・カール(本名:バーナード・ジョリヴェット)によって作詞作曲された。プロデューサーのジェイ・ミラーが共作者としてクレジットされているものの、実際には彼はソングライティングには関わっていないと言われる[3]。
元々この曲は、カールと彼のバンドメイトのギター・ゲイブルがエクセロ・レコードでレコーディングするため、カールによって書かれたものであった。(エクセロでは彼らは複数のレコードをリリースした実績があった。)ギター・ゲイブル名義で1957年2月22日にレコーディングも行なわれたものの、その時点ではリリースとならなかった[4]。
一方、オペルーサス在住のスワンプ・ポップ・ミュージシャン、ロッド・バーナードが地元クラブでこの曲をカールが歌うのを聴き、彼にレコーディングしたいと申し出た。彼は了承し、バーナードは自身のバンド、トウィスターズと共にクロウリーのマスター・トラック・スタジオでこの曲をレコーディング。1958年にヴィルプラットのジン・レコードからリリースした。これは、カールとゲイブルがオリジナル・バージョンをレコーディングした同じスタジオであった。
1958年、バーナードのバージョンはすぐにローカル・ヒットとなり[5]、シカゴのアーゴ・レコードにリースされることとなった。するとこの曲は1959年にBillboard Hot 100の20位、R&Bチャートの12位を記録するに至った[2]。このヒットを受けてエクセロは未発表のままだったギター・ゲイブルのオリジナル・バージョンを急遽リリースした[4]。他にも複数のアーティストたちがこの曲を続いてレコーディングし、この曲はバーナードの曲として認知されるようになった。このヒットにより、彼はディック・クラークの「アメリカン・バンドスタンド」やアラン・フリード・ショーなどにも出演を果たしている[6]。
ヒット・チャート
チャート (1959) | 最高位 |
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米国 ビルボード Hot 100[7] | 20位 |
米国 ビルボードR&Bチャート[8] | 12位 |
カナダ (CHUMチャート)[9] | 14位 |
主なカバー・バージョン
年 | アーティスト名 | 収録アルバム |
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1959年 | ギター・ゲイブル | シングル盤(Excello 2153) ※一番最初にレコーディングされたオリジナル・バージョン |
1959年 | ダグ・チャールズ&ザ・ブギー・キングス | シングル盤(Todd) |
1959年 | ヴィンス・イーガー | 『Drumbeat』 |
1962年 | ウォーレン・ストーム | シングル盤(Zynn) |
1963年 | ワンダ・ジャクソン | シングル盤(Capitol) |
1977年 | ジョニー・リー | 『H-e-e-ere's Johnny!』 |
1980年 | ジョー・スタンプリー | 『After Hours』 |
1981年 | アンソン・ファンダーバーグ・アンド・ザ・ロケッツ | 『Talk To You By Hand』 |
1999年 | ローンスター・シュートアウト(ロニー・ブルックス、フィリップ・ウォーカー、ロング・ジョン・ハンター) | 『Lone Star Shootout』 |
2000年 | ロレッタ・クーパー&アイアン・ホース | 『New Generation』 |
脚注
- ^ a b “45cat - Rod Bernard And The Twisters - This Should Go On Forever / Pardon, Mr. Gordon - Jin - USA - 45-105” (英語). 45cat. 2025年5月7日閲覧。
- ^ a b “Rod Bernard Top Songs Top Songs / Chart Singles Discography”. MusicVF.com. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “Rod Bernard” (英語). Toppermost. 2025年5月7日閲覧。
- ^ a b c “Song: This Should Go On Forever” (英語). SecondHandSongs. 2025年5月7日閲覧。
- ^ “Rod Bernard” (英語). Music Enterprises, Inc.. 2025年5月7日閲覧。
- ^ John Broven (1983) (英語). South to Louisiana: The Music of the Cajun Bayous. Gretna, Louisiana: Pelican Publishing. ISBN 978-0-8828-9608-3. OL 3491443M 2022年5月26日閲覧。
- ^ Whitburn, Joel (2013). Joel Whitburn's Top Pop Singles, 14th Edition: 1955-2012. Record Research. p. 76
- ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 55
- ^ “CHUM Hit Parade - April 27, 1959”. 2025年5月7日閲覧。
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