ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァーとは? わかりやすく解説

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ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 13:02 UTC 版)

「ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー」
ロッド・バーナードシングル
B面 Pardon, Mr. Gordon[1]
リリース
規格 7インチ・シングル盤
録音 アメリカ合衆国 ルイジアナ州クロウリー、マスター・トラック・スタジオ
ジャンル スワンプ・ポップ
時間
レーベル ジン 105/アーゴ 5327
作詞・作曲 ジェイ・ミラー、バーナード・ジョリヴェット
プロデュース ジェイ・ミラー
チャート最高順位
ロッド・バーナード シングル 年表
Linda Gail
1958年
This Should Go On Forever
1958年
All Night In Jail
1959年
ミュージックビデオ
This Should Go On Forever - YouTube
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ディス・シュッド・ゴー・オン・フォーエヴァー」(This Should Go On Forever)はスワンプ・ポップ(ルイジアナ州南部のロックンロール)の楽曲である。クレジット上のソングライターはジェイ・ミラーとバーナード・ジョリヴェット。

概要

この曲は、 クレオール黒人のスワンプ・ポップ・ミュージシャン、キング・カール(本名:バーナード・ジョリヴェット)によって作詞作曲された。プロデューサーのジェイ・ミラーが共作者としてクレジットされているものの、実際には彼はソングライティングには関わっていないと言われる[3]

元々この曲は、カールと彼のバンドメイトのギター・ゲイブルがエクセロ・レコードでレコーディングするため、カールによって書かれたものであった。(エクセロでは彼らは複数のレコードをリリースした実績があった。)ギター・ゲイブル名義で1957年2月22日にレコーディングも行なわれたものの、その時点ではリリースとならなかった[4]

一方、オペルーサス在住のスワンプ・ポップ・ミュージシャン、ロッド・バーナードが地元クラブでこの曲をカールが歌うのを聴き、彼にレコーディングしたいと申し出た。彼は了承し、バーナードは自身のバンド、トウィスターズと共にクロウリーのマスター・トラック・スタジオでこの曲をレコーディング。1958年にヴィルプラットジン・レコードからリリースした。これは、カールとゲイブルがオリジナル・バージョンをレコーディングした同じスタジオであった。

1958年、バーナードのバージョンはすぐにローカル・ヒットとなり[5]シカゴのアーゴ・レコードにリースされることとなった。するとこの曲は1959年にBillboard Hot 100の20位、R&Bチャートの12位を記録するに至った[2]。このヒットを受けてエクセロは未発表のままだったギター・ゲイブルのオリジナル・バージョンを急遽リリースした[4]。他にも複数のアーティストたちがこの曲を続いてレコーディングし、この曲はバーナードの曲として認知されるようになった。このヒットにより、彼はディック・クラークの「アメリカン・バンドスタンド」やアラン・フリード・ショーなどにも出演を果たしている[6]

ヒット・チャート

チャート (1959) 最高位
米国 ビルボード Hot 100[7] 20位
米国 ビルボードR&Bチャート[8] 12位
カナダ (CHUMチャート)[9] 14位

主なカバー・バージョン

アーティスト名 収録アルバム
1959年 ギター・ゲイブル シングル盤(Excello 2153)
※一番最初にレコーディングされたオリジナル・バージョン
1959年 ダグ・チャールズ&ザ・ブギー・キングス シングル盤(Todd)
1959年 ヴィンス・イーガー 『Drumbeat』
1962年 ウォーレン・ストーム シングル盤(Zynn)
1963年 ワンダ・ジャクソン シングル盤(Capitol)
1977年 ジョニー・リー 『H-e-e-ere's Johnny!』
1980年 ジョー・スタンプリー 『After Hours』
1981年 アンソン・ファンダーバーグ・アンド・ザ・ロケッツ 『Talk To You By Hand』
1999年 ローンスター・シュートアウト(ロニー・ブルックス、フィリップ・ウォーカー、ロング・ジョン・ハンター) 『Lone Star Shootout』
2000年 ロレッタ・クーパー&アイアン・ホース 『New Generation』

[4]

脚注

  1. ^ a b 45cat - Rod Bernard And The Twisters - This Should Go On Forever / Pardon, Mr. Gordon - Jin - USA - 45-105” (英語). 45cat. 2025年5月7日閲覧。
  2. ^ a b Rod Bernard Top Songs Top Songs / Chart Singles Discography”. MusicVF.com. 2025年5月7日閲覧。
  3. ^ Rod Bernard” (英語). Toppermost. 2025年5月7日閲覧。
  4. ^ a b c Song: This Should Go On Forever” (英語). SecondHandSongs. 2025年5月7日閲覧。
  5. ^ Rod Bernard” (英語). Music Enterprises, Inc.. 2025年5月7日閲覧。
  6. ^ John Broven (1983) (英語). South to Louisiana: The Music of the Cajun Bayous. Gretna, Louisiana: Pelican Publishing. ISBN 978-0-8828-9608-3. OL 3491443M. https://archive.org/details/southtolouisiana00brov 2022年5月26日閲覧。 
  7. ^ Whitburn, Joel (2013). Joel Whitburn's Top Pop Singles, 14th Edition: 1955-2012. Record Research. p. 76 
  8. ^ Whitburn, Joel (2004). Top R&B/Hip-Hop Singles: 1942-2004. Record Research. p. 55 
  9. ^ CHUM Hit Parade - April 27, 1959”. 2025年5月7日閲覧。



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