テント写像
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テント写像(テントしゃぞう、英: tent map)は、力学系あるいはカオス理論における基礎的な写像の一つである。パラメータ(定数)を一つ持つ、以下のような区分線形関数 f(x) で与えられる。
- ^ a b c Jack Heidel (15 January 1990). “The existence of periodic orbits of the tent map”. Physics Letters A (Elsevier B.V.) 143 (4-5): 195–201. doi:10.1016/0375-9601(90)90738-A.
- ^ a b c d 瀬野 裕美、2016、「付録E テント写像の分岐解析」、『数理生物学講義 : 【基礎編】 数理モデル解析の初歩』初版、共立出版 ISBN 978-4-320-05781-4 pp. 179–185
- ^ a b c d 船越満明、2008、『カオス』初版、朝倉書店〈シリーズ 非線形科学入門3〉 ISBN 978-4-254-11613-7 pp. 65–70
- ^ Steven H. Strogatz、田中久陽・中尾裕也・千葉逸人(訳)、2015、『ストロガッツ 非線形ダイナミクスとカオス : 数学的基礎から物理・生物・化学・工学への応用まで』、丸善出版 ISBN 978-4-621-08580-6 p. 402
- ^ a b David Peak; Michael Frame. “Exercises for Chaos Under Control, Chapter 4: The Tent Map 24. (a) Answer”. Chaos Under Control. 2018年4月15日閲覧。
- ^ Morris W. Hirsch; Stephen Smale; Robert L. Devaney、桐木紳・三波篤朗・谷川清隆・辻井正人(訳)、2007、『力学系入門 原著第2版―微分方程式からカオスまで』初版、共立出版 ISBN 978-4-320-01847-1 pp. 349–351
- ^ 山口昌哉、1986、『カオスとフラクタル ―非線形の不思議』、講談社〈ブルーバックス〉 ISBN 4-06-132652-X pp. 29–44.
- ^ ここで 0.5 が重複している曖昧さは特に問題とならない(山口, 1986)。
- ^ a b K.T.アリグッド・T.D.サウアー・J.A.ヨーク、シュプリンガー・ジャパン(編)、津田一郎(監訳)、星野高志・阿部巨仁・黒田拓・松本和宏(訳)、2012、『カオス 第1巻 力学系入門』、丸善出版 ISBN 978-4-621-06223-4 pp. 124–133
- ^ 香田徹、合原一幸(編)、1990、「1 カオス概論」、『カオス ―カオス理論の基礎と応用』初版、サイエンス社 ISBN 4-7819-0592-7 p. 10
- 1 テント写像とは
- 2 テント写像の概要
- 3 写像
- 4 軌道の振る舞い
- 5 出典
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