テラニシシリアゲアリとは? わかりやすく解説

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テラニシシリアゲアリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/08 01:41 UTC 版)

テラニシシリアゲアリ

木の幹を歩く働きアリ

分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハチ目(膜翅目) Hymenoptera
亜目 : ハチ亜目(細腰亜目) Apocrita
上科 : スズメバチ上科 Vespoidea
: アリ科 Formicidae
亜科 : フタフシアリ亜科 Myrmicinae
: シリアゲアリ属 Crematogaster
亜属 : シリアゲアリ亜属
: テラニシシリアゲアリ C. teranishii
学名
Crematogaster teranishii
和名
テラニシシリアゲアリ

テラニシシリアゲアリ (Crematogaster teranishii) は、ハチ目アリ科シリアゲアリ属に属する、極普通に見られるシリアゲアリの一種である。

形態

働きアリ:2-4 mm、女王:6 mm、雄:2.5 mm。

他のシリアゲアリ属と比べるとやや小型で、雄蟻の体長は働きアリと変わらない。

働きアリはハリブトシリアゲアリによく似るが、胸部にある前伸腹節刺で区別がつく。鋭くとがっていればテラニシシリアゲアリ。短く、とがり方が鈍いのがハリブトシリアゲアリ。また、働きアリの色は黒褐色で、女王はほぼ単一の黒褐色をしている。

生態

樹上営巣性で、枝の内部などに巣をつくる。

ツノゼミの幼虫やアブラムシ類と共生関係にあり、これらが出す液体を受け取る代わりに天敵から守る。また、この生態はクサアリ類でも知られている。

単雌性で、通常一つの巣に一匹の女王しかいない。

性格は攻撃的で、シリアゲアリ属特有の先がとがった腹部を前方に突き出し、威嚇の態勢に入る。また、腹部には透明の細い針が収まっており、この針から毒液を噴射して攻撃する。

分布

本州、四国、対馬、九州、沖縄本島、石垣島、朝鮮半島 

脚注

参考文献

外部リンク

テラニシシリアゲアリ 日本産アリ類画像データベース




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