テッド・ウィリアムズとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 08:15 UTC 版)
「ウォルト・リニアック」の記事における「テッド・ウィリアムズとの関係」の解説
リニアックの打撃理論には、レッドソックスの選手の間で多くの支持者がいたが、一方でこの理論に反対する者もいた。最たる人物は殿堂入りを果たし、球団史上最高の打者であったテッド・ウィリアムズだった。 ウィリアムズはリニアックの理論に対して批判的な発言している。ウィリアムズと彼の支持者たちは、リニアックが「ボールの下を叩いて掬い上げる」ではなく、「ボールを叩きつける」、または「ボールの真ん中を狙って叩く」ことを教えることで、打者の長打力を奪っていると主張した。 しかし、リニアックは以下の様にこのウィリアムズの批判は自身の理論を単純化しすぎており真意を理解した上での批判ではないと反論している。 「私とテッド・ウィリアムズの間に問題はない」と、リニアックは1986年にヤンキーマガジンに語った。「彼 (ウィリアムズ) は彼なりの理論があり、そして私は私の理論があってそれぞれ教えている。彼が言うようなレベルスイング、ダウンスイング、アッパーカットスイング「だけ」を教えていない。打者はそれぞれすべて違うので、3つすべてを教えている。 あなた (ウィリアムズ) は私の理論を攻撃する必要はないし、あなたが私の理論に従う必要もない。そして自分の考えをぶれさせてはいけない。どちらの理論であっても混乱しているときは打てないのだから。」 とも述べている。
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