チンカサイ

デジタル大辞泉

ちんか‐さい〔チンクワ‐〕【鎮火祭】

読み方：ちんかさい

陰暦6月と12月のみそかの夜、火災を防ぎ、火のけがれを払うために宮城の四隅で卜部(うらべ)氏が火をつかさどる神を祭った神事。ひしずめのまつり。

ちんか‐さい〔チンクワ‐〕【鎮花祭】

読み方：ちんかさい

平安時代以降、神祇官で、陰暦3月の桜の花の散るころ特に活動するといわれる疫病神をはらうため、大和の大神(おおみわ)・狭井(さい)二社の神を祭った行事。神社でも行われ、現在は簡略化されて伝わる。はなしずめのまつり。

歴史民俗用語辞典

鎮火祭

読み方：チンカサイ（ｃｈｉｎｋａｓａｉ），　ホシズメノマツリ（ｈｏｓｈｉｚｕｍｅｎｏｍａｔｓｕｒｉ），　ヒシズメノマツリ（ｈｉｓｈｉｚｕｍｅｎｏｍａｔｓｕｒｉ）

火災防止のためのまつり。

鎮花祭

読み方：チンカサイ（ｃｈｉｎｋａｓａｉ），　ハナシズメノマツリ（ｈａｎａｓｈｉｚｕｍｅｎｏｍａｔｓｕｒｉ）

疫病が流行しないように疫癘を鎮めるまつり。

季語・季題辞典

鎮花祭

読み方：ハナシズメマツリ（ｈａｎａｓｈｉｚｕｍｅｍａｔｓｕｒｉ），　チンカサイ（ｃｈｉｎｋａｓａｉ）

昔、サクラの花の散るのを疫神跳梁のきざしとみる信仰があり、そのため、花の飛散を防ぎ、疫神をしずめる祭りを行なったこと

季節 春

分類 宗教