チャールズタウン_(ボストン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > チャールズタウン_(ボストン)の意味・解説 

チャールズタウン (ボストン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/30 06:28 UTC 版)

チャールズタウン全景。右寄りのオベリスクバンカーヒル記念塔1890-1910年頃。

チャールズタウンCharlestown)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン市北東部、チャールズ川の対岸に位置する地区。1628年に設立され、翌1629年7月4日に入植が始まった。もとはボストンとは別個で独立した市であったが、1874年にボストンに吸収合併され、同市の一地区となった。現在のチャールズタウンは、アイルランド系の住民が多く住む地区となっている。

チャールズタウンの地形は入植当初とは大きく変わっている。チャールズタウン・ネック (Charlestown Neck) と呼ばれた、チャールズタウン半島 (Charlestown Peninsula) と本土とを結んでいた細い陸繋砂州は、丘を削り取り、川や海を埋め立てたために広がり、本土の一部となった。

チャールズタウンはポール・リビアレキシントン・コンコードの戦いの前に「真夜中の乗馬」(Midnight Ride) を行った場所である。リビアがよく立ち寄った酒場、ウォーレン・タバーン (Warren Tavern) は、現在でもこのチャールズタウンでレストランとして営業している。

1775年6月17日、チャールズタウンではバンカーヒルの戦いが繰り広げられた。この戦いにより、チャールズタウンの町、および港はことごとく戦火で焼失してしまった。その戦いを記念して、実際の戦闘の大部分が行われたブリーズヒル (Breed's Hill) にはバンカーヒル記念塔が建っている。この塔は資金難の中、1825年から17年もの歳月を費やして建設されたものである。

チャールズタウンはモールス符号を考案したサミュエル・モールスの生誕地である。草創期のアメリカ合衆国において下院議員、上院議員、および閣僚を全て経験したサミュエル・デクスターも議員時代にチャールズタウンに住んでいた。また、ハーバード大学の設立者ジョン・ハーバード英語版はチャールズタウンに埋葬されている。

現在、アメリカ合衆国海軍最古の軍艦コンスティテューション号はチャールズタウン海軍基地に係留されている。このコンスティテューション号とバンカーヒル記念塔はともにフリーダムトレイルに沿った名所となっている。バンカーヒル記念塔はフリーダムトレイルの終点である。

関連項目

外部リンク


「チャールズタウン (ボストン)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャールズタウン_(ボストン)」の関連用語

チャールズタウン_(ボストン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャールズタウン_(ボストン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャールズタウン (ボストン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS