タワー・オブ・ハミッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/29 15:23 UTC 版)
タワー・オブ・ハミッジは、イベリア半島でイスラム時代に建てられた塔の中では最も高いものであり、城のカスバ(英語版)はこの地域で最大である。この城はアラブ人によるイベリア半島攻略で重要な役割を果たした。アラブ人たちは2年で半島の大部分を征服し、のち7世紀にわたってヨーロッパの一角を占めることになる。それゆえこの城は、ジブラルタルとイベリア半島のみならず、ヨーロッパにとっても重要な遺産だといえる。 1309年から1333年の短期間スペインに支配された後、ムーア人が再度ジブラルタルを占領する際に城はほぼ破壊されてしまい、現在のタワー・オブ・ハミッジおよび現存する城の部分の殆どは、14世紀はじめの2度目のムーア人支配時代に再建されたものである。
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