タッピングスクリュー
熱処理硬化したねじ自身で、切削工具の役目を果たし、相手に雌ねじを形成しながらねじ込むことができるねじをタッピングスクリューという。頭がなべ、皿、丸皿、6角の形をしているものなどがある。またドライバーなどにより回転力が与えられるように、一般には、すり割り付き、十字穴付きあるいは6角頭がある。組み付ける部品に設定されたくぼみなどのガイドに位置決めし、タップ立てはしていないが、位置決めのための穴やくぼみをつけた相手部品に、ねじ立てしながら取り付ける。鋳鉄などの場合は下穴があけられているが、自動車などのトリム類はタッピングスクリューにより薄鋼板に穴あけしながらその塑性変形のみで固定されることが多い。
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