ソウル市立交響楽団とは? わかりやすく解説

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ソウル市立交響楽団

(ソウルフィルハーモニー管弦楽団 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/30 17:09 UTC 版)

ソウル市立交響楽団
原語名 朝鮮語: 서울시립교향악단(서울市立交響樂團)
英語: Seoul Philharmonic Orchestra
出身地 韓国 ソウル特別市
ジャンル クラシック音楽
活動期間 1948年 -
公式サイト www.seoulphil.or.kr

ソウル市立交響楽団(ソウルしりつこうきょうがくだん、朝鮮語: 서울시립교향악단(서울市立交響樂團)英語: Seoul Philharmonic Orchestra、英文略称:SPO)は、韓国ソウル特別市世宗文化会館を中心に活動する、同国で最古のオーケストラである。英語名から ソウル・フィルハーモニー管弦楽団 と呼ばれることが多い[1][2]

概要

  • 1948年に設立され、1957年にはソウル市による独立団体として承認された。1965年には日本で初の海外演奏を行い、その後、米国ヨーロッパアジア諸国で演奏している[2]
  • 当初は官営だったが、運営形態及び他の団体との集合離散を何度も繰り返し、その都度名称を変更し、2005年10月にSeoul Philharmonic Orchestraへ改称し現在に至る[1]
  • 2005年から音楽監督に就任したチョン・ミョンフンの時代に、グラモフォンと録音契約を結び、ほぼ毎シーズン海外楽旅を行った[1]

指揮者

首席指揮者

コンダクター・イン・レジデンス

  • マルクス・シュテンツ(2017年 - 2021年)[4]

首席客演指揮者

常任指揮者

  • ジェ・ドンジョン(1971年 - 1974年)

芸術監督

  • クァク・スン(2002年)

副指揮者

  • パク・ウンスク(1984年 - 1989年)
  • シーヨン・ソン(2009年 - 2013年)
  • チェ・スヨル(2014年 - 2017年)

コンポーザー・イン・レジデンス

ジャンル間コラボレーション

沿革

  • 2020年
    • 6月12日、SMエンタテインメントとの間でジャンル間コラボレーションのためのMOUを締結[6]
    • 7月17日、Red Velvetのヒット曲「Red Flavor」のオーケストラバージョン「Red Flavor (Orchestra Ver.)」をリリース。今作がSMエンタテインメントとソウル市立交響楽団の初コラボレーション曲である[7]
    • 7月24日、SHINeeジョンヒョンのソロ曲「End of a day」のオーケストラバージョン「End of a day (Orchestra Ver.)」をリリース[8]
  • 2022年
    • 2月10日、SMエンタテインメントと2度目の契約を締結[9]
    • 7月1日、Red Velvetのヒット曲「Feel My Rhythm」のオーケストラバージョン「Feel My Rhythm (Orchestra Ver.)」をリリース[10]
    • 9月30日、aespaのデビュー曲「Black Mamba」のオーケストラバージョン「Black Mamba (Orchestra Ver.)」をリリース。
  • 2023年
    • 3月31日、少女時代のデビュー曲「Into The New World」のオーケストラバージョン「Into The New World (Orchestra Ver.)」をリリース[11]
    • 10月16日、EXOのヒット曲「Growl」のオーケストラバージョン「Growl (Orchestra Ver.)」をリリース[12]
  • 2024年
    • 3月29日、Red Velvetのヒット曲「Psycho」のオーケストラバージョン「Psycho (Orchestra Ver.)」をリリース[13]
    • 9月13日、RIIZE1stミニアルバム『RIIZINGタイトル曲のオーケストラバージョン「Boom Boom Bass (Orchestra Ver.)」をリリース[14]

ディスコグラフィ

SMエンタテインメント及びSM Classicsとのコラボレーション作品のみ。ソウル・フィルハーモニー管弦楽団(Seoul Philharmonic Orchestra)名義。

デジタルシングル

配信日 タイトル 原曲歌手
SMエンタテインメント レーベル
2020年7月17日 Red Flavor (Orchestra Ver.)[注 1] Red Velvet
2020年7月24日 End of a day (Orchestra Ver.)[注 1] ジョンヒョン
SMエンタテインメント・SM Classics レーベル
2022年7月1日 Feel My Rhythm (Orchestra Ver.) Red Velvet
2023年9月30日 Black Mamba (Orchestra Ver.) aespa
2023年3月31日 Into The New World (Orchestra Ver.) 少女時代
2023年10月16日 Growl (Orchestra Ver.) EXO
2024年3月29日 Psycho (Orchestra Ver.) Red Velvet
2024年9月13日 Boom Boom Bass (Orchestra Ver.) RIIZE

脚注

注釈

  1. ^ a b 「ソウル・フィルハーモニー管弦楽団 & Inyoung Park」名義。

出典

  1. ^ a b c 上地 2022, pp. 91–95, 「2.ソウル・フィルハーモニー管弦楽団」.
  2. ^ a b 音楽之友社 2009, p. 193, 「ソウル・フィルハーモニック管弦楽団」.
  3. ^ 마르쿠스 슈텐츠” (韓国語). Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月29日閲覧。
  4. ^ 歴代上級客員指揮者 マルクスシュテンツ(2017~2021)”. Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月26日閲覧。
  5. ^ 歴代上級客員指揮者 ティエリ・フィッシャー(2017~2020)”. Seoul Philharmonic Orchestra. 2024年4月26日閲覧。
  6. ^ SMエンターテインメント、ソウル市立交響楽団と契約…7月に新コンテンツを公開”. Kstyle (2020年6月12日). 2024年9月24日閲覧。
  7. ^ Red Velvet、本日「Red Flavor」オーケストラバージョンを公開…ソウル市立交響楽団とコラボ”. Kstyle (2020年7月17日). 2024年9月24日閲覧。
  8. ^ SHINee ジョンヒョンさんの名曲「End of a day」を再リリース…SM&ソウル市立交響楽団がオーケストラバージョンを公開”. Kstyle (2020年7月22日). 2024年9月24日閲覧。
  9. ^ SM、ソウル市立交響楽団と2度目の契約…共同でコンサートも開催予定”. Kstyle (2022年2月11日). 2024年9月24日閲覧。
  10. ^ Red Velvetのヒット曲『Feel My Rhythm』がオーケストラVer.で再誕生!雄大なクラシック音楽に変身|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2024年9月24日閲覧。
  11. ^ 少女時代、デビュー曲「Into The New World」のオーケストラバージョン公開 | KOREA WAVE” (2024年9月24日). 2024年9月24日閲覧。
  12. ^ 「EXO」のメガヒット曲「Growl」、きょう(16日)オーケストラバージョン公開”. wowKorea(ワウコリア) (2023年10月16日). 2024年9月24日閲覧。
  13. ^ SM、ソウル市立交響楽団が演奏するRed Velvetの「Psycho」のオーケストラバージョンを公開”. KBS WORLD (2024年4月2日). 2024年9月25日閲覧。
  14. ^ 「RIIZE」の「Boom Boom Bass」、ソウル市響オーケストラバージョンで再誕生”. KNTV Web Magazine (2024年9月12日). 2024年9月13日閲覧。

参考文献

  • 上地隆裕『世界のオーケストラ』 3 ~日本、オセアニア、中東、アフリカ、アジア全域 編~、芸術現代社、2022年2月。ISBN 978-4-87463-221-5 
  • 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3 

関連項目

外部リンク




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