セイントイライアス岬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/26 10:24 UTC 版)
「カイアック島 (アラスカ湾)」の記事における「セイントイライアス岬」の解説
セイントイライアス岬(Cape Saint Elias)とは、カイアック島の南西端に存在する岬である。この岬は、おおよそ北緯59度48分27秒、西経144度35分12秒付近に位置している。この岬には、セイントイライアス岬燈台と言う燈台が設置されていることでも知られている。この岬の「セイントイライアス」という名称は、ヴィトゥス・ベーリングが、1741年7月20日に命名したと言われている。なお、キリスト教の聖人暦において、この7月20日というのは、イリヤ(Elijah)の祝日、つまり、セイントイライアス(Saint Elias)の祝日とされている。ちなみに、この岬から東北東に約185kmの所にセイントイライアス山という名称の山が存在しているが、この山の「セイントイライアス」という名称は、この岬の名称にちなんで付けられたという説が通説となっている。この他に、ヴィトゥス・ベーリング本人がセイントイライアス山を訪れて直接命名したと考える者もいるものの、こちらは一般的ではない。セイントイライアス山付近の地図を作成した者が、セイントイライアス岬の名称を拝借して「セイントイライアス山」と付けたとするのが一般的である。
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