スミツキミヤコボラとは? わかりやすく解説

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スミツキミヤコボラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/12 04:38 UTC 版)

スミツキミヤコボラ
スミツキミヤコボラ
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 新生腹足類 Caenogastropoda
上科 : ヤツシロガイ上科 Tonnoidea
: オキニシ科 Bursidae
: ミヤコボラ属 Bufonaria
: スミツキミヤコボラ

B. crumena[1]

学名
Bufonaria crumena (Lamarck1816)
和名
スミツキミヤコボラ
英名
Purse frog shell

スミツキミヤコボラ[2] Bufonaria crumena は、オキニシ科 Bursidae ミヤコボラ[3][4] Bufonaria 属の巻貝である。約9cm以下の貝殻には180度毎にヒレのような縦肋が塔頂から下端まで張り出し、顆粒を並べた細い螺肋が密にめぐらされる。本種はミヤコボラと比べると、殻幅方向へヒレ状の縦張肋の広がりが大きく、体層には約30度間隔の褐色の棘を突き出した3本の強い螺肋が目立つ。ガマグチミヤコボラ[5] Bufonaria (Chasmotheca) margaritula も本種とよく似るが、3本の強い螺肋が顕著ではなく若干オキニシ Bursa bufonia に近い外観。殻口上下の溝は、B. crumenaではほぼ垂直で殻口上方(後方)の肛門溝は短いのに対し、B. margaritulaではやや外側に向って長く斜めにのびる[6]。インド洋から西太平洋の浅海の砂底に棲み、多毛類のゴカイなどを捕食する[3]

出典

  1. ^ Bufonaria crumena”. WoRMS. 2020年8月11日閲覧。
  2. ^ スミツキミヤコボラ”. 微小貝データベース. 2020年8月11日閲覧。
  3. ^ a b 世界文化生物大図鑑『貝類』 奥谷喬司ら p.117. 世界文化社. (2004/6/15). ISBN 9784418049042 
  4. ^ Shengping Zhong et al. (2020). “The first complete mitochondrial genome of Bursidae from Bufonaria rana (Caenogastropoda: Tonnoidea)”. Mitochondrial DNA part B 5: 2585. 
  5. ^ 波部忠重; 小菅貞男 (1966/1/15). 原色世界貝類図鑑(II)熱帯太平洋編 ガマグチミヤコボラ. 保育社 
  6. ^ Diagnostic characters of frog shells”. fisheries.go.th. 2020年8月12日閲覧。

 

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