ステファニーセッズとは? わかりやすく解説

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ステファニー・セッズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/26 19:44 UTC 版)

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ステファニー・セッズ
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド楽曲
録音 ニューヨーク、A&Rスタジオ(1968年2月13日、14日)[1]
ジャンル ロック
時間 2分50秒
レーベル ヴァーヴ・レコード
作詞者 ルー・リード
作曲者 ルー・リード
プロデュース ヴァル・ヴァレンティン[1]

ステファニー・セッズ」(Stephanie Says)は、ルー・リードが作詞作曲したヴェルヴェット・アンダーグラウンドの楽曲。オリジナル・アルバムには収録されなかったものの、数多くのカバー・バージョンを生んだ。リードのソロ・アルバム『ベルリン』(1973年)に収められた「キャロラインのはなし (2) 」の原曲である。

概要

レコーディングは1968年2月13日、14日、ニューヨークのA&Rスタジオで行われた。プロデューサーは、『ゲッツ/ジルベルト』(1964年、ヴァーヴ・レコード)などのエンジニアとして知られるヴァル・ヴァレンティンが務めた[1][2]

アルバムへの収録が見送られたことから海賊盤が多く出回った。オフィシャルとしては、1985年2月発売のコンピレーション・アルバム『VU』が最初に収録されたレコードである(ただしリミックスが施された)。続いて1995年9月26日発売のボックス・セットPeel Slowly and See』にも収録された。オリジナル・ミックスは2005年6月14日発売のコンピレーション・アルバム『Gold』と、2013年12月発売の『ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート』の3枚組スーパー・デラックス・エディション盤に収録された[3]

ルー・リードは1973年、「Stephanie」を「Caroline」に変えて本作品を元に「キャロラインのはなし (2) 」を書いた。「ステファニー・セッズ」の「彼女は死ぬことを恐れない/人々はみんな彼女を "アラスカ" と呼ぶ/世界の間で人々が彼女をそう呼ぶのは/彼女の心の中にあるものがまったくそれだから」[4]という歌詞と、最後に繰り返される言葉「アラスカはとても寒い」は、「キャロラインのはなし (2) 」に生かされた。

2001年公開のアメリカ映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』に使用された。

カバー・バージョン

  • タクシー・ガール - 1985年のコンピレーション・アルバム『Les Enfants Du Velvet』に収録。フランス語詞。タイトルは「Je Rêve Encore De Toi」[5]
  • リー・ラナルド - 1994年のコンピレーション・アルバム『Fifteen Minutes: A Tribute to The Velvet Underground』に収録。
  • エミリアナ・トリーニ - 1996年のアルバム『Merman』に収録。
  • ベティ・サーヴァート - 1998年のライブ・アルバム『Bettie Serveert Plays Venus in Furs and Other Velvet Underground Songs』に収録。
  • ナカコ - 2000年のコンピレーション・アルバム『Rabid Chords 002 - VU Tribute』に収録。
  • ケレン・アン & バルディ・ヨハンソン - 2003年のアルバム『Lady and Bird』に収録。
  • ジョセフ・アーサー - 2014年のアルバム『Lou』に収録。
  • テレ・ノヴェラ - 2015年のコンピレーション・アルバム『I Saved Latin! A Tribute to Wes Anderson』に収録[6]

脚注




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