スイス国鉄Ae3/5形電気機関車とは? わかりやすく解説

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スイス国鉄Ae3/5形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/03 15:18 UTC 版)

スイス国鉄Ae3/5形電気機関車
Ae3/5形10217号機
基本情報
運用者 スイス連邦鉄道
製造所 SLMセシュロン
車両番号 10201 - 10226
製造年 1922 - 1925年
製造数 26両
引退 1979 - 1983年
運用範囲 Schnellzuglok 台地
シンプロントンネル(カートレイン
主要諸元
軸配置 1'Co1'
軌間 1,435 mm
長さ 12,320 mm
高さ 3,780 mm
機関車重量 81 t
動力伝達方式 クイル式
主電動機 2台
最高速度 90 km/h
出力 972 kW
引張力 76 kN (63 km/hの時)
備考 10217号機は鉄道記念物に指定
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Ae 3/5は、1920年代から1980年代にかけて運用されたスイス連邦鉄道(スイス国鉄、SBB)の電気機関車である。機関車は車長がとても短く曲線通過において適していた。一部は1960年代に自動車列車をゴッダルド線シンプロントンネルで牽引した。

歴史

1920年代初頭、スイス国鉄は平坦線区の急行列車に3動軸で2000hpで最大時速90kmという要求に沿った機関車の提案をスイス内3社に出させた。ブラウン・ボベリAe 3/6IエリコンAe 3/6II、セシュロンはAe 3/5形を提案した。

Ae 3/5形が1922年から1925年にかけて生産された。

主要機器

ゴッタルト線で既に運用されていたBe 4/7形を基にした。機械部分はSLM、電装品はセシュロンが担当した。

機械部品

3軸はそれぞれが車体に装架された2台の高速回転する交流電動機によって駆動された。動力伝達方式はクイル式が採用された。最高速度は90km/hだった。

片側はボギー台車が使用された。最初は茶色で後にスイス国鉄標準の緑色になった。

電装品

菱形パンタグラフを2基搭載した。変圧器は車体の中央に設置された。軽量の機関車に仕上がったが不都合も生じた。

保存機

10217号機が動態保存されており、スイス国鉄歴史財団の指定する鉄道記念物に指定されている。

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