ジョワシャン・ガスケとは? わかりやすく解説

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ジョワシャン・ガスケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 16:50 UTC 版)

ジョワシャン・ガスケ
Joachim Gasquet
ジョワシャン・ガスケ(左)と妻のマリー(1900年)
生誕 1873年3月31日
フランス エクス=アン=プロヴァンス
死没 1921年5月6日(1921-05-06)(48歳)
フランス パリ
国籍 フランス
職業 詩人、批評家

ジョワシャン・ガスケJoachim Gasquet, 1873年3月31日 - 1921年5月6日)は、フランス詩人美術批評家

概要

南仏エクス=アン=プロヴァンスで生まれ、若い時、エクスの雑誌La Syrinx(1892年)、Les Mois dorés(1896-98年)、Le Pays de France(1899-1902年)などで活動した。エクスやトゥールーズ、マルセイユの詩人たちと交流を持ち、アンドレ・ジッドや、画家ポール・セザンヌとも親交があった。

フェリブリージュ運動に加わった。

1896年、後に小説家となるマリーと結婚した。

ドレフュス事件の後、友人シャルル・モーラスの王党派に共鳴し、また、カトリックに改宗した。

第1次世界大戦中に負った傷が原因で死亡した。

セザンヌに関する著作

セザンヌ『ジョワシャン・ガスケの肖像』1896年。プラハ国立美術館

ガスケは、1895年、同郷の画家ポール・セザンヌの作品を見て惹きつけられ、父アンリ・ガスケがセザンヌの友人であったことから、セザンヌと親しく交友することができるようになった。セザンヌのルーヴル美術館訪問に同行したり、彼のアトリエでの制作を見たりした。

セザンヌ没後の1921年、彼についての回想をまとめた本を刊行した。第1部では、セザンヌの生涯を小さい時から晩年まで叙述し、第2部では、セザンヌがガスケに語った言葉を収録している。

参考文献

  • Jean Arrouye et alii (éd.), Cézanne en Provence, Aix-en-Provence, Musée Granet, 2006
  • Willy Gianinazzi, « Régionalisme, dreyfusisme et nationalisme », Mil neuf cent, 26, 2008, p. 143-162
  • Chantal Guyot-de Lombardon, Magali Jouannaud-Besson, Marie et Joachim Gasquet : deux écrivains de Provence à l'épreuve du temps : une biographie littéraire, Aix-en-Provence, Académie d'Aix éditeur, 2011 ISBN 2953151028, 978-2953151022



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