ジャン1世 (ブラバント公)とは? わかりやすく解説

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ジャン1世 (ブラバント公)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/24 13:45 UTC 版)

ジャン1世
Jean I
ブラバント公
リンブルフ公
在位 ブラバント公1267年 - 1294年
リンブルフ公1288年 - 1294年

出生 1253年
死去 1294年5月3日
配偶者 マルグリット・ド・フランス
  マルグリット・ド・ダンピエール
子女 ゴドフロワ
ジャン2世
マルグリット
マリー
家名 ブラバント家
父親 ブラバント公アンリ3世
母親 アデライード・ド・ブルゴーニュ
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ジャン1世(蘭:Jan I van Brabant, 仏:Jean Ire de Brabant, 1253年 - 1294年5月3日)は、ブラバント公(在位:1267年 - 1294年)、リンブルフ公(在位:1288年 - 1294年)。父はアンリ3世、母はブルゴーニュ公ユーグ4世の娘アデライードアンリ4世の弟。

生涯

戦いに赴くジャン1世(『マネッセ写本』より)

1267年、兄のアンリ4世を精神薄弱を理由に廃位させ、ブラバント公を継いだ[1]1283年、リンブルフ女公イルムガルトの死後に相続争いが勃発したが、ジャンは1288年のヴォーリンゲンの戦いに勝利、ルクセンブルク伯ハインリヒ6世を討ち取り、リンブルフ公国を正式にブラバント公国に併合した[1]

1270年フランスルイ9世の娘マルグリットと結婚[2]、翌年に息子を出産したが母子共に死去した。

1273年フランドル伯ギー・ド・ダンピエールの娘マルグリットと再婚[3]、4人の子を儲けた[1]

  1. ゴドフロワ(1274年 - 1283年)
  2. ジャン2世(1275年 - 1312年)
  3. マルグリット(1276年 - 1311年) - 神聖ローマ皇帝兼ルクセンブルク伯ハインリヒ7世と結婚。
  4. マリー(1278年 - 1338年) - サヴォイアアメデーオ5世と結婚。

脚注

  1. ^ a b c Chisholm 1911, p. 445.
  2. ^ Richardson 2004, p. 121.
  3. ^ Verbruggen 2002, p. 8.

参考文献

  • Chisholm, Hugh, ed. (1911). "John I. of Brabant and Lorraine" . Encyclopædia Britannica (英語). 15 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 445.
  • Richardson, Douglas (2004). Kimball G. Everingham. ed. Plantagenet Ancestry: A Study in Colonial And Medieval Families (2nd ed.). Genealogical Publishing Company 
  • Verbruggen, J.F. (2002). The Battle of the Golden Spurs (Courtrai, 11 July 1302). ed. Kelly DeVries, transl. David Richard Ferguson. Boydell Press 
先代
アンリ4世
ブラバント公
1267年 - 1294年
次代
ジャン2世
先代
イルムガルト
リンブルフ公
1288年 - 1294年
次代
ジャン2世



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