ジメチルエチレン尿素とは? わかりやすく解説

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1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン

(ジメチルエチレン尿素 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 23:50 UTC 版)

1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン
識別情報
略称 DMI
CAS登録番号 80-73-9 
PubChem 6661
ChemSpider 6409 
UNII 5C1YQQ9M90 
ChEMBL CHEMBL12338 
特性
化学式 C5H10N2O
モル質量 114.1457
外観 無色の液体
融点

8.2℃[1]

沸点

225℃

危険性
引火点 120 °C (248 °F; 393 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン (1,3-dimethyl-2-imidazolidinone) とは、尿素の誘導体で、非プロトン性極性溶媒として利用される有機化合物である[2]DMI と略される。2-イミダゾリジノンの 2個の窒素原子上の水素をメチル基で置き換えた構造を持つ。別名として 1,3-ジメチル-2-イミダゾリドン (1,3-dimethyl-2-imidazolidone)、ジメチルエチレン尿素 (dimethylethyleneurea) などと称される。

1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノンは、発がん性が明らかになったヘキサメチルリン酸トリアミド (HMPA) の代替溶媒として利用される。さまざまな極性、非極性化合物に対し、高い溶解性を示す[2]

消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[3]

脚注

  1. ^ DMI at Mitsui Chemicals
  2. ^ a b 藤井志朗「1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン (DMI)」『有機合成化学協会誌』第52巻第9号、有機合成化学協会、1994年、778-779頁、doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.52.778 
  3. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)





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