ジチオエリトリトールとは? わかりやすく解説

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ジチオエリトリトール

分子式C4H10O2S2
その他の名称1,4-Dithioerythritol、ジチオエリトリトール、1,4-ジチオエリトリトール、DTEDithioerythritol、meso-Cleland's ReagentCleland's Reagent (meso)、クリーランド試薬(meso)、meso-クリーランド試薬、(2R,3S)-1,4-Dimercaptobutane-2,3-diol、(2R,3S)-2,3-Dihydroxy-1,4-butanedithiol、(2R,3S)-1,4-Dimercapto-2,3-butanediol
体系名:(2R,3S)-2,3-ジヒドロキシ-1,4-ブタンジチオール、(2R,3S)-1,4-ジメルカプトブタン-2,3-ジオール、(2R,3S)-1,4-ジメルカプト-2,3-ブタンジオール


ジチオエリトリトール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/27 23:53 UTC 版)

ジチオエリトリトール

還元型

酸化型
識別情報
CAS登録番号 6892-68-8
PubChem 439352
KEGG C00950
C06484 (酸化型)
特性
化学式 C4H10O2S2
モル質量 154.25 g mol−1
融点

82-84 ℃

関連する物質
関連する異性体 ジチオトレイトール
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジチオエリトリトール (dithioerythritol, DTE) とは、四炭糖エリトロースの硫黄誘導体のひとつ。エリトリトールの両端のヒドロキシ基チオール基に変わったもので、メソ体となっている。ジチオトレイトール (DTT) のエピマーにあたる。分子式は C4H10O2S2

DTT と同様に、DTE は優れた還元剤である。DTE の標準還元電位は DTT ほど負側ではない、すなわち還元力は DTT に及ばない。これはおそらく酸化を受けて生じる環状のジスルフィドについて、ヒドロキシ基どうしに立体反発があるためと考えられている。

脚注

  • Cleland, W. W. (April 1964). “Dithiothreitol, A New Protective Reagent for SH Groups”. Biochemistry 3: 480–482. PMID 14192894. 



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