シルバー・ノヴァ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 05:30 UTC 版)
シルバー・ノヴァ | |
---|---|
![]() |
|
基本情報 | |
経歴 | |
進水 | 2023年4月28日[1] |
竣工 | 2023年7月19日[2] |
要目 | |
総トン数 | 55,051 トン[2][3] |
全長 | 243.6 m[2][3] |
幅 | 29.0 m[2][3] |
喫水 | 7.1 m[2][3] |
主機関 | 二元燃料ディーゼル・エレクトリック (ヴァルチーラ 31DF型ディーゼル 4基+水素燃料電池、バッテリー)[2] |
出力 | 34,588馬力(25,440kW)(総出力)[2][3] |
航海速力 | 19.0ノット[2][3] |
旅客定員 | 728名(最大 851名)[3] |
乗組員 | 544名[3] |
シルバー・ノヴァ(Silver Nova)、またはシルバー・ノバは、シルバーシー・クルーズが運航しているクルーズ客船[2][3]。
概要
シルバーシー・クルーズが「プロジェクト・エボリューション」として計画したシルバー・ノヴァ級1番船として、ドイツのマイヤー・ヴェルフトで建造され[3]、2023年7月19日にオランダのエムスハーフェンで引き渡された[2]。 船価は6億ドル[4][3]。
メインファンネル(煙突)が左舷寄り、前部と船尾にある排気塔が右舷寄りに設けられる等、左右非対称の特徴的なデザインをしており[2]、 客室数は364室で全てが海側客室(アウトサイド・キャビン)で、かつ全室ベランダ付きである[3]。
本船は「グリーン・クルージング」を目指したハイブリッド客船で、LNG燃料や水素燃料電池、バッテリー、廃熱リカバリーシステム、陸上給電設備等を備えて港内での排ガスゼロを可能にしている[2][3]。
8月14日からヴェネツィア発着のアドリア海クルーズでデビュー[2]。 2024年1月4日にフロリダのフォートローダーデールで命名式を行った[5]。
日本への来航は9月27日に釧路に寄港したのが初であった[6][7]。
また、同型の2番船が2024年に建造された[8]。
同型船
- 2番船 「シルバー・レイ(Silver Ray)」
- 2024年5月14日竣工[8]。
参考文献
- 海人社『世界の艦船』2023年8月号 No.999
- 海人社『世界の艦船』2023年10月号 No.1003
- 海人社『世界の艦船』2024年4月号 No.1015
- 海人社『世界の艦船』2024年7月号 No.1021
- 海人社『世界の艦船』2024年8月号 No.1023
- 海人社『世界の艦船』2024年12月号 No.1030
- 海事プレス社『クルーズ客船データブック 2024-2025』CRUISE 2024年5月臨時増刊
脚注
- シルバーノヴァのページへのリンク