シルス湖とは? わかりやすく解説

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シルス湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/11 16:21 UTC 版)

シルス湖
Silsersee
Lej da Segl
プラウン・ダ・レイからチャステ半島を望む
シルス湖
シルス湖
場所 スイスグラウビュンデン州エンガディン
座標 北緯46度25分0秒 東経9度43分51秒 / 北緯46.41667度 東経9.73083度 / 46.41667; 9.73083座標: 北緯46度25分0秒 東経9度43分51秒 / 北緯46.41667度 東経9.73083度 / 46.41667; 9.73083
主な流入 イン川
主な流出 イン川
スイス
最長 5 km
水面積 4.1 km2
平均水深 35 m
最深部 71 m
水量 137百万m3
滞留時間 2.2年
水面標高 1,797 m
チャヴィオラス島英語版
自治体 シルスマローヤ
シルス湖(奥)、シルヴァプラーナ湖(中央)、サンモリッツ(手前)

シルス湖(シルスこ、ドイツ語: Silserseeロマンシュ語: Lej da Segl)は、スイス連邦グラウビュンデン州オーバーエンガディンの谷にある。湖名は所在地の村シルスに由来する。海抜1797メートルに位置し、マローヤ街道英語版シルヴァプラーナ湖の間にある。

湖面の面積は4.1平方キロメートルで、エンガディン地方では最大の湖である。また、標高1000メートル以上にある、天然のアルプスの湖としても最大である[1]。シルヴァプラーナ湖と同様、有史以前の天然ダムとして形成された[2]

木の多いチャステ半島(Chastè peninsula)が湖の北東端から湖に突き出ている。この半島の端には、フリードリヒ・ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』の一節が刻まれた銘板がある。半島の近くには、木が生い茂ったチャヴィオラス島英語版という名の湖内最大の島が浮かぶ。冬には毎年開催されるエンガディンスキーマラソン英語版のクロスカントリーコースが湖を横切る。

6月末から9月末にかけて渡し船が1日に4便就航しており、これはヨーロッパでは最も標高の高いところで運航されている公共渡船の1つとなっている[3]

シルス湖畔にはシルスとマローヤの2つの大きな村落がそれぞれ湖の東端と西端に位置する。ほかにカドレフ(Cadlägh)、イゾラ、プラウン・ダ・レイ(Plaun da Lej)の小さな村落が見られる。

脚注

  1. ^ Johannes Eue(2003)Wandern im Engadin, p.29
  2. ^ Stephen G. Evens(2011)Natural and Artificial Rockslide Dams, p.103
  3. ^ Sils im Engadin”. Hiking in Switzerland, wanderland.ch. 2011年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月26日閲覧。

外部リンク

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