シャルル6世のタロット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 06:49 UTC 版)
「シャルル6世 (フランス王)」の記事における「シャルル6世のタロット」の解説
1392年、精神が不安定なシャルル6世を慰めるため、「シャルル6世のタロット」とよばれるデッキが作成された。「フランス国王シャルル6世の会計帳にある「金色や様々な色で描かれた56枚の遊技札」の記述によれば、3デッキ作成の代金として、1392年に画家ジャクマン・グランゴヌール(Jacquemin Gringonneur)に、6枚のペルシャ硬貨を支払ったとある。パリ国立図書館に所蔵されたタロットが、その「シャルル6世のタロット」と呼ばれ、現存する最古のタロットカードであるとされていた。しかし現在では、このタロットは、推定で1469年から1471年頃、エステ家のボルソ・デ・エステ(Borso d'Este)公爵のために作成されたものだという学説が有力となっている。
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