サリュート SM-100とは? わかりやすく解説

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サリュート SM-100

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/30 13:57 UTC 版)

SM-100(ロシア語:СМ-100)はロシアのサリュート英語版AI-222-25をベースに開発しているターボファンエンジンである[1]

概要

サリュートではウクライナのモトール・シーチと50:50の割合で分担し生産を行ってきたが、ウクライナ騒乱の影響を受けこの協力は停止した。これを受けサリュートはAI-222-25のコンポーネント(エンジンコア)を国産化するとともに同エンジンをベースとした新型エンジンの開発を開始したそれがSM-100である。AI-222-25と完全に互換性があるが、AI-222-25と比較すると、SM-100は推力が3000kgと500kg多く、信頼性が向上しており、高圧圧縮機を9段から6段にすることも計画されている[2]

コアをベースとした民生用(ビジネス用)および軍用エンジンの多数の派生型も計画され[3][4]、4-4.5トンへの推力増加や無人機用派生型なども検討されている[5]

開発年表

  • 2014年4月、研究開発を開始[6]
  • 2016年8月、開発を開始。既に予備設計は既に完了しており、開発チームは開発作業の次の段階に取り組んでいるという。18日に取締役のヴィタリー・コロチョコフ氏は最初の試験バッジは、2016年末までに準備ができていると記者団に発言した[3]、一方で19日にテクニカルディレクターのセルゲイ・リャシェンコ氏は2016年には低圧圧縮機の最初のユニットが製造され、2017年に試験が行われ、残りのユニットとガスジェネレータが製造、2018年に最初の試作機が製造されると発言した[4]
  • 2016年1月、概念設計を完了[7]
  • 2017年6月、技術設計の開発を完了[2]
  • 2017年7月、サリュートの研究開発活動のディレクターであるアレクセイ・ポタポブ氏は、設計仕様を確認するためのテストが2017-2018年に実施される予定であり、2019年にプロトタイプがテストされると発言し、すべては資金調達に依存しており、我々は主体的にこれらの作業を行っていると付け加えた[8]

搭載機

将来の近代化の一環で派生型を搭載することができるという[3]
量産機のエンジンとしてRD-2500AL-55と比較検討されていたが[9]、不採用に終わった。

脚注


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