サランタコロネスとは? わかりやすく解説

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サランタ‐コロネス【Saranta Kolones】

読み方:さらんたころねす

キプロス南西部都市パフォスにある初期ビザンチン式城塞遺跡7世紀に港の防備目的として建造13世紀地震倒壊した


サランタ・コロネス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/29 23:26 UTC 版)

サランタ・コロネス城
Σαράντα Κολόνες
Saranta Kolones
別名 サランダ・コロネス
Saranda Kolones
概要
建築様式 城塞
所在地 カト・パフォス地区
自治体 パフォス
キプロス
座標 北緯34度45分28秒 東経32度24分35秒 / 北緯34.757656度 東経32.409644度 / 34.757656; 32.409644座標: 北緯34度45分28秒 東経32度24分35秒 / 北緯34.757656度 東経32.409644度 / 34.757656; 32.409644
落成 7世紀後半(ビザンティン時代)
倒壊 1222年(キプロス王国時代)
寸法
外周壁 約 60m×65m
内周壁 約 35m×35m
技術的詳細
構造方式 石造建築構造
平面図

サランタ・コロネスギリシア語: Σαράντα Κολόνες英語: Saranta Kolones)はキプロス(南キプロス) パフォスのカト・パフォス地区にある城塞跡。パフォス港の北に位置し、現在のパフォス考古学公園内にある。

日本語やアルファベットでサランダ・コロネス(Saranda Kolones)と表記されることもあるが、ギリシア語を単純に転記した表記は記事名のサラン・コロネス(ギリシア語: Σαράντα Κολόνες, Salanta Kolones)である。

「サランタ・コロネス」とは「40本の柱」という意味[1]であり、かつてのアゴラ跡から持ち込まれて城塞の建築に使われた花崗岩の円柱のことを指している。サランタ・コロネス城はビザンティン時代の7世紀末に、港とネア・パフォスの市街地をアラブの脅威から守るために建てられた[1]。四隅に大きな塔を持ち、その間を厚さ3mの壁で囲った方形の城で、4辺の外周壁の中間には小さめの塔も建てられていた。城塞の周囲は堀が巡らされており、城へ渡る木造の橋があったと考えられている。外周壁で囲まれた土地に、さらに一辺35mの正方形の内周壁(キープ)が築かれ、これにも四隅の塔が造られていた。内周壁の入口は東側の馬蹄形の塔であった。

サランタ・コロネス城は1222年の地震で倒壊し打ち捨てられ、約500m南に位置するパフォス港の突端にパフォス城が新たに造られた[2]。サランタ・コロネス城は現在は廃墟である。

現地へのアクセス

参考文献



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