コンジェニックマーカーとしての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/30 02:32 UTC 版)
「CD45」の記事における「コンジェニックマーカーとしての利用」の解説
マウスには、CD45.1とCD45.2(歴史的にそれぞれLy5.1、Ly5.2とも呼ばれる)という2つの区別可能なアレルが存在する。これらCD45の2つのタイプは機能的には同一であると考えられている。そのため、これらは細胞を区別するためのコンジェニックマーカーとして科学研究で一般的に利用されている。例えば、CD45.1を持つ供与体マウスの白血球をCD45.2を持つ宿主マウスへ移植することで、その後CD45.1の発現によって移植された白血球に由来する細胞を同定することができる。この技術はキメラを作製する際に一般的に利用されている。他のシステムとして、CD90(英語版)(Thy1)のアレル(CD90.1/CD90.2)もCD45.1/CD45.2と同様に利用されている。
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