コリジョン‐ルールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > コリジョン‐ルールの意味・解説 

コリジョン‐ルール【collision rule】

読み方:こりじょんるーる

collision衝突の意》野球で、本塁での危険な衝突プレー避けるための規定走者捕手などに体当たりすることや、捕手などが走者進路をふさぐことを禁止するもの。衝突ルール

[補説] 2014年から米国メジャーリーグで、2016年平成28)から日本プロ野球採用された。


コリジョンルール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 14:14 UTC 版)

コリジョンルール: collision rule)は、野球における本塁での衝突(コリジョン)を防止するための規則。本塁での過激な接触プレーによる負傷者が後を絶たなかったことから、2014年よりメジャーリーグ(MLB)で採用され、日本野球機構(NPB)においても2016年より採用された。アメリカでは、この規則が制定されるきっかけとなった選手の名前から、「バスター・ポージー・ルール (Buster Posey rule)」または「ポージー・ルール (Posey rule)」とも呼ばれる[1][2][注 1](詳細は#規則制定の背景を参照)。


注釈

  1. ^ 日本においても、NPBでの本規則の採用の際に議論のきっかけとなった選手名から、規則採用間もないころは「マートン・ルール」と呼ばれたことがある[3]。なお、ポージーは接触によって負傷した捕手であるのに対し、マット・マートンは走者として捕手と接触し、結果的に捕手を負傷させたことのある選手である。
  2. ^ ヤクルト選手が何度かマートンにタックルを受けて騒動になっている。2013年5月31日の試合で田中雅彦がマートンのタックルを受けて左鎖骨骨折[13]、同年9月14日に相川亮二がマートンに体当たりされたことで激高し、乱闘に発展[14]。2015年5月13日の試合で、西田明央がタックルを受け、乱闘になりかけた[15]
  3. ^ ただし、先述の通り2019年よりコリジョンルールがリクエストの対象となったため、現在では抗議回数の制限がある。
  4. ^ 2017年当時

出典

  1. ^ 'Posey Rule' protects players without going too far” (英語). FOX Sports (2014年2月24日). 2019年5月30日閲覧。
  2. ^ A painful victory: Twins beat Angels but lose hot-hitting Mitch Garver to injury” (英語). SKOR North (2019年5月14日). 2019年5月30日閲覧。
  3. ^ “マートンルール”成否のキーマンは外国人 「厳しい扱い」の被害者意識」『ZAKZAK』2016年1月23日。2019年5月30日閲覧
  4. ^ 慣れるまで1年は必要?「コリジョンルール」の導入で起こる問題」BASEBALL KING、2016年3月2日。2024年3月6日閲覧
  5. ^ プロ野球 衝突防止ルールの見直し検討へ」NHK NEWS WEB、2016年6月29日。2024年3月6日閲覧
  6. ^ コリジョンルール 異例のシーズン中見直しへ 後半戦から新基準」スポーツニッポン、2016年6月30日。2024年3月6日閲覧
  7. ^ 衝突の有無で判断=新基準、球宴明けにも運用へ-コリジョン・ルール」時事通信、2016年7月7日。2024年3月6日閲覧
  8. ^ 「本塁での衝突プレイ」新たな運用基準の開始について」NPB.jp 日本野球機構。2019年5月27日閲覧
  9. ^ 7月22日から新ルール適用/コリジョンまとめ」日刊スポーツ、2016年7月21日。2019年5月27日閲覧
  10. ^ コリジョンなどにもリクエスト適用拡大、12球団監督会議で通達」サンケイスポーツ、2019年1月22日。2019年4月30日閲覧
  11. ^ Blowing Up the Catcher: Buster Posey and the Clean Play Club ? Bill Zarchy”. billzarchy.com (2011年6月5日). 2019年4月22日閲覧。
  12. ^ 「コリジョンルール」でプロ野球が変わる?オープン戦では“本塁”を巡る攻防に注目」BASEBALL KING、2016年2月20日。2024年3月6日閲覧
  13. ^ ヤクルトと阪神に遺恨…田中雅、マートン爆弾タックルで骨折」サンケイスポーツ、2013年5月13日。2024年3月6日閲覧
  14. ^ 相川止めた怒ったマートンのタックル」日刊スポーツ、2013年9月15日。2024年3月6日閲覧
  15. ^ ヤク真中監督、マートンタックルに激怒「日本のルールでやれ」」スポーツニッポン、2015年5月14日。2024年3月6日閲覧
  16. ^ 【これでいいのか!?コリジョンルール(上)】大久保博元氏、導入の仕方を問題視」サンケイスポーツ、2016年6月21日。2024年3月6日閲覧
  17. ^ a b コリジョンルール導入の経緯を考えよう」デイリースポーツ、2016年6月23日。2024年3月6日閲覧
  18. ^ 2016年度 野球規則改正 - NPB.jp 日本野球機構
  19. ^ コリジョンルール適用1号、ビデオチェックでセーフ」日刊スポーツ、2016年3月15日。2024年3月6日閲覧
  20. ^ アウト判定覆り3失点!燕・中村「コリジョンルール」適用第1号」サンケイスポーツ、2016年3月16日。2024年3月6日閲覧
  21. ^ コリジョンルール初判定覆った 捕手じゃなく西武・高橋光投手に適用」スポニチ、2016年5月7日。2024年3月6日閲覧
  22. ^ 【巨人】セで初のコリジョンルール適用!判定覆り追加点」スポーツ報知、2016年5月11日。2024年3月6日閲覧
  23. ^ コリジョンルール適用でアウトがセーフに…阪神・金本監督が猛抗議」サンスポ、2016年5月11日。2024年3月6日閲覧
  24. ^ 阪神、セ・リーグに意見書 コリジョンルール適用で」朝日新聞、2016年5月12日。2024年3月6日閲覧
  25. ^ 史上初!広島がコリジョンでサヨナラ」デイリースポーツ、2016年6月14日。2024年3月6日閲覧
  26. ^ パ・リーグに質問書 コリジョンルールで再確認」毎日新聞、2016年6月15日。2024年3月6日閲覧
  27. ^ 張本氏 サヨナラコリジョンに怒り」デイリースポーツ、2016年6月19日。2024年3月6日閲覧
  28. ^ 張本氏「百害あって一利なし」コリジョンに3度目喝」日刊スポーツ、2016年6月19日。2024年3月6日閲覧
  29. ^ a b 張本さんコリジョンルールに「喝!」」デイリースポーツ、2016年5月15日。2024年3月6日閲覧
  30. ^ コリジョンルール導入に喝!張本氏「なんでこの規約を決めたのか」」マイナビニュース、2016年5月15日。2024年3月6日閲覧
  31. ^ 【関本賢太郎の目】個人的に“アウト” 大和スーパープレーがフイに」スポーツニッポン、2016年5月13日。2024年3月6日閲覧
  32. ^ コリジョンルールで野球が変わる/西本聖氏に聞く」日刊スポーツ、2016年3月22日。2024年3月6日閲覧
  33. ^ コリジョンルールが及ぼす悪影響とは?」グノシー、2016年3月9日。
  34. ^ 【これでいいのか!?コリジョンルール(上)】大久保博元氏、導入の仕方を問題視」サンケイスポーツ、2016年6月21日。2024年3月6日閲覧
  35. ^ 第642回 さらば巨漢捕手 変わりゆく概念 – SPORTS COMMUNICATIONS」2020年11月27日。2024年3月6日閲覧


「コリジョンルール」の続きの解説一覧


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

コリジョン‐ルールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



コリジョン‐ルールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコリジョンルール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS