ゲルト・タイスとは? わかりやすく解説

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ゲルト・タイス

(ゲート・タイス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/11 04:44 UTC 版)

ゲルト・タイス(2012年)

ゲルト・タイスGert Thys1971年11月12日 - )は、南アフリカ共和国マラソン選手1996年アトランタオリンピック2004年アテネオリンピックの同国マラソン代表。167cm、54kg。ゲート・タイスとも表記される。

来歴

マラソンのトレーニング方法は全くの我流だが、一度17歳の時にコーチを付けたことがある。しかし、2か月でうんざりしてしまい、以後は再び独自路線[1]1993年福岡国際マラソンに招待され2時間9分31秒で2位となる。1994年千葉国際クロスカントリー大会に出場して優勝。その2年後、1996年別府大分毎日マラソンで、当時の大会新記録となる2時間8分30秒でフルマラソン初優勝を飾った。そして迎えた1996年アトランタオリンピックだったが、33位と惨敗を喫する。優勝は同じ南アフリカのジョサイア・チュグワネだった。1999年東京国際マラソンにおいて、当時世界歴代2位となる2時間6分33秒の好記録で優勝し、「チュグワネの存在は励みになる。一歩でも近づきたい[2]」と述べた。しかし、2004年のアテネオリンピックでも南アフリカ代表として出場したが、16位と結果を残せず大舞台では不振だった。ただ、マラソン選手としてはキャリアが長く、2006年の別府大分毎日マラソンでは、マラソン界では珍しい10年ぶり2度目の優勝を果たした。海外では、韓国のソウル国際マラソンで2003年、2004年と連覇。翌2005年は準優勝で3連覇を逃すも、その翌年となる2006年に自信3度目の優勝を飾り、前年の雪辱を果たした。

主な成績

  • 1993年 - 福岡国際マラソン(2時間9分31秒、2位)
  • 1996年 - 別府大分毎日マラソン(2時間8分30秒(当時の大会新記録)、優勝)
  • 1996年 - アトランタ五輪(2時間18分55秒、33位)
  • 1999年 - 東京国際マラソン(2時間6分33秒(当時の大会新記録)、優勝)
  • 1999年 - セビリア世界陸上(2時間17分13秒、15位)
  • 2003年 - パリ世界陸上(2時間15分00秒、30位)
  • 2004年 - アテネ五輪(2時間16分08秒、16位)
  • 2006年 - 別府大分毎日マラソン(2時間9分45秒、優勝(10年ぶり2度目))

出典

  1. ^ 朝日新聞東京本社版1999年2月15日付夕刊7面
  2. ^ 優勝は南アのゲルト・タイス 世界2位の快走

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