ケック‐ロック‐シーとは? わかりやすく解説

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ケック‐ロック‐シー【Kek Lok Si】

読み方:けっくろっくしー

マレーシアマレー半島北西岸、ペナン島中央部にある仏教寺院同国最大敷地面積を誇る。中国タイ・ビルマ三つ様式混在し7層からなる高さ30メートル仏塔パゴダ)のほか、極彩色彩られ多数建物がある。

[補説] 「極楽寺」とも書く。


極楽寺 (ペナン)

(ケック‐ロック‐シー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 10:08 UTC 版)

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座標: 北緯5度23分58.29秒 東経100度16分25.43秒 / 北緯5.3995250度 東経100.2737306度 / 5.3995250; 100.2737306

極楽寺

極楽寺(ごくらくじ、ケッロクシ Kek Lok Si)は、マレーシアペナン州にある仏教寺院ペナン島のアイルイタムの丘の上に位置する。

歴史

パゴダは層によって異なる様式を持つ

寺の開祖はジョージタウンのピット・ストリートの寺の住職だった妙蓮法師(Beow Lean)である。妙蓮は福州市の鼓山涌泉寺の僧だったが、1885年にペナンに渡り、アイルイタムの丘に寺を建立することを決断した。客家系の華人実業家である張弼士(Cheong Fatt Tze)、張煜南、謝春生(Chea Choon Seng)、戴喜雲(Tye Kee Yoon)、鄭景貴(Chung Keng Kooi)が資金を提供した[1]。建築は1893年にはじまり、1904年に第1期の工事を完成した。光緒帝は極楽寺のために7万巻の経典や石碑を贈った[2]

寺はその後も拡張を続けている。巨大なパゴダ(万仏宝塔)は1915年から1930年までかけて作られた。巨大な観音像ははじめグラスファイバー製で1986年に作られたが壊れてしまい、現在の観音像は2002年に公開された二代目である。

建築

極楽寺は数多くの建築物にあふれている。

  • 非常に目立つパゴダは、下層が中国式の八角形の塔、中層がタイ式、上層がビルマ式という奇抜な構造をしている。
  • 正殿(大雄宝殿)は1896年の古い建物で、扁額は光緒帝による。
  • 青銅の巨大な観音像は30.2mの高さをもち、丘の高い所に鎮座している。斜行エレベーターでのぼる。

ほかに大士殿、天王殿、五方仏殿、無量寿塔、放生池などがある。

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脚注

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