ケイ道栄とは? わかりやすく解説

邢道栄

(ケイ道栄 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 15:11 UTC 版)

邢 道栄(けい どうえい)は、中国の通俗歴史小説『三国志演義』に登場する架空の武将。

物語中の活躍

後漢時代末期の零陵郡太守劉度の配下の大将。大斧(または大鉞)の使い手で、劉度の息子劉賢から「万夫不当の荒武者」と評される役回り。古の楽毅田単に並ぶ猛将、とも評される。

劉賢の推薦を受け、建安14年(209年)に零陵へ進攻してくる劉備軍を迎え撃つ。邢道栄は戦場で諸葛亮を見かけると、しばしの舌戦の後これに襲い掛かろうとする。しかし目の前に現れた張飛と数合も渡り合えずに敗走し、行く手に趙雲が立ちはだかると降伏してしまう。

劉備の本営に連れて行かれると劉備に即座に斬られそうになるが、邢道栄は劉賢を説得すると言い訳し、いったん劉賢の本営に戻ることを許される。帰還した邢道栄は、劉備軍を滅ぼすために伏兵策を劉賢に奉じ、劉賢も了承する。

しかしこの策はすべて劉備軍に見抜かれており、劉度軍は壊滅。邢道栄は趙雲に一撃で討ち取られ、劉賢は劉備軍に捕らえられてしまう。劉賢は謀略の責任を全部邢道栄に押し付け、父の劉度と共に劉備に降伏する。

横山光輝の『三国志』では劉備軍に捕らえられた後、何故か劉備に不信を疑われ、「斬れっ!」と即断即決で処刑されかかっている。

参考文献





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ケイ道栄のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ケイ道栄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケイ道栄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの邢道栄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS