グーゴル可視化装置とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > グーゴル可視化装置の意味・解説 

グーゴル可視化装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/01 04:46 UTC 版)

グーゴル可視化装置(グーゴルかしかそうち、Googol-to-One Gear)とは、巨大な数である1グーゴル(10の100乗)のスケール可視化した装置

左右50個ずつ、合計100個の歯車直列に連なって構成されている。歯車は前の歯車の10分の1の速度回転する為、例えば1枚目の歯車を10回転させると2枚目の歯車が1回転する仕組みになっている。100枚目の歯車は宇宙のすべてのエネルギーを使用しても、1回転できないと計算される。

概要

グーゴル可視化装置は、アメリカの芸術家アーサー・ガンソン(1955年 - )の作品「マシン・イン・コンクリート」が元である。作品は、グーゴル可視化装置の最後の歯車を、コンクリートの中へ入れて固定しているが、1番目の歯車は動き続けているというもの。この作品から、100枚目の歯車はほとんど動いていないに等しい事がわかる。

グーゴル可視化装置は、仮に1番目の歯車を10秒で1回転回したとしても、100枚目の歯車を1回転動かすのにかかる所用時間は10の100乗秒になる。そのため、ちょうど1グーゴル×1秒必要になる。しかし、宇宙の寿命は1グーゴル秒を下回る可能性がある為、絶対に100枚目の歯車は回すことができないのである。また、逆に100枚目の歯車を直接回すと1枚目の歯車は光速(約秒速300万km)を超える速度で回転する計算になる。しかし、これはアインシュタイン相対性理論と矛盾してしまう為、100枚目の歯車を直接回すことは不可能であるとわかる。このことから、宇宙のすべてのエネルギーを使っても1回転できないとわかる。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  グーゴル可視化装置のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

グーゴル可視化装置のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グーゴル可視化装置のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグーゴル可視化装置 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS