グロスターチーズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > グロスターチーズの意味・解説 

グロスターチーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/15 22:43 UTC 版)

グロスターチーズ
原料 伝統的にグロスター牛英語版の乳
原産国 イングランド
原産地 グロスタシャー
表皮 やや固い
低温殺菌 無し
熟成 36週
呼称統制 シングルグロスター: PDO
テンプレートを表示

グロスターチーズ(Gloucester cheese)は、伝統的な無殺菌セミハードタイプのチーズで、16世紀頃からイングランドグロスタシャーで作られている。16世紀に一度ほぼ絶滅しかけたグロスター牛の乳から作られる。

グロスターチーズには無脂肪乳に少量の全乳を混ぜて作るシングルグロスターと全乳のみで作るダブルグロスターの2種類ある。

ハロッズのダブルグロスター

どちらのタイプも天然の皮と固い食感を持つが、シングルグロスターはより砕けやすく、脂肪が少なくて食感が軽い。ダブルグロスターはシングルグロスターよりも長く熟成され、より強くて良い風味である。また若干固い。どちらのタイプも丸い形に整形されるが、ダブルグロスターの方が大きい。伝統的に、ダブルグロスターはチェダーチーズやチェシャーチーズにも質が勝るとされ、国外にも輸出されるが、シングルグロスターは国内で消費される傾向にある[1]

コッツウォールドチーズは、上の画像のようにダブルグロスターにチャイブと春タマネギを混ぜて作られる[2]

ハンツマンチーズは、ダブルグロスターとスティルトンチーズを交互に重ね合わせて作られる。

チーズ転がし祭り

ダブルグロスターは、毎春にチーズ転がし祭りで用いられることでも知られる。

出典

  1. ^ Double Gloucester”. British Cheese Board. 2009年10月13日閲覧。
  2. ^ http://www.gourmet-food.com/gourmet-cheese/cotswold-cheese-1000263.aspx



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グロスターチーズ」の関連用語

グロスターチーズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グロスターチーズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグロスターチーズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS