クロンバックのα係数とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クロンバックのα係数の意味・解説 

クロンバックのα係数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 00:41 UTC 版)

クロンバックのアルファ(クロンバックのCronbach's alpha)、タウ等価信頼性tau-equivalent reliability)またはアルファ係数(係数coefficient alpha)、信頼性係数ともよばれ、テストや尺度の内的整合性を測る指標である[1][2][3]。アメリカの心理学者リー・クロンバックにちなんで名付けられた。

多くの研究が、クロンバックのアルファを無条件に使用することに対して警告を発している。統計学者は、構造方程式モデリング(SEM)や一般化可能性理論に基づく信頼性係数が、多くの状況において優れた代替案であると考えている[4][5][6][7][8][9]

歴史

リー・クロンバックは、1951年の最初の論文でこの係数を「係数アルファ(Coefficient alpha)」と導出方法を方向した[1][10]。この「係数アルファ」は、それ以前の研究でも暗黙的に使用されていたが[11][12][13][14]、彼の解釈は以前の研究に比べて直感的に魅力的であると考えられ、非常に人気を博した[15]

  • 1967年、メルビン・ノヴィックとチャールズ・ルイスは、比較されるテストや尺度の真値が、測定対象者とは無関係の定数だけ異なっている場合に、アルファが信頼性と等しくなることを証明した。この場合、テストや尺度は「本質的にτ等価(essentially tau-equivalent)」であると言われた[16]
  • 1978年、クロンバックは、1951年の最初の出版物が広く引用された理由は、「主にありふれた係数にブランド名を付けたからだ」と主張した[2][3]。彼は、当初、評定者間信頼性や再検査信頼性などで使用される他の種類の信頼性係数に、連続するギリシャ文字(すなわちなど)を付けて命名する予定だったが、後に考えを変えたと説明した。
  • その後、2004年にクロンバックとリチャード・シャベルソンは、読者に対してクロンバックのアルファではなく、一般化可能性理論に基づく信頼性係数を使用するよう奨励した。クロンバックは「クロンバックのアルファ」という名称の使用に反対し、クロンバックの1951年の同名の論文以前にKR-20の一般式を発表した研究の存在を明確に否定した[9]

クロンバックのアルファを使用するための前提条件

クロンバックのアルファを信頼性係数として使用するには、以下の条件が満たされている必要がある[17][18]

  1. データが正規分布し、線形性があること。これは暗にデータが順序尺度であり名義尺度でないことを要求する。
  2. 比較されるテストや尺度が本質的にτ等価であること。
  3. 測定における誤差が独立であること。

式と計算

クロンバックのアルファは、各尺度項目からスコアを取得し、それを各観測の合計スコアと相関させることによって計算される。得られた相関は、すべての個別項目スコアの分散と比較される。クロンバックのアルファは、尺度内の質問または項目の数、項目ペア間の平均共分散、および測定された合計スコアの全体的な分散の関数として最もよく理解される[19][8]

ここで:

  • は尺度内の項目数を表す
  • は各項目 i に関連する分散
  • は合計スコア に関連する分散

あるいは、次の式で計算することもできる[20]

ここで:

  • は平均分散を表す
  • は項目間の平均共分散を表す。

よくある誤解

クロンバックのアルファの適用は必ずしも簡単ではなく、よくある誤解を生む可能性がある。そのうちのいくつかをここに詳述する。[7]

クロンバックのアルファの値は0から1の範囲にある

定義上、信頼性が0未満になることも1を超えることもありえない。多くの教科書では誤って、クロンバックのアルファ()を信頼性係数と同一視され、その範囲について不正確な説明をしている。は、本質的にτ等価でないデータに適用された場合、信頼性よりも低くなることがある。仮にの値をそのままコピーし、の値に-1を掛けてコピーしたとしよう。

項目間の共分散行列は以下のようになり、となる。

観測された共分散行列

負のは、負の識別力や逆採点項目の処理ミスなどの理由で発生しうる。

とは異なり、SEMに基づく信頼性係数(例:)は常に0以上である。

この異常は、クロンバック(1943)によってを批判するために最初に指摘されていたが[21]。しかし、クロンバック(1951)[10]は、に関連する潜在的な問題点を論じた彼の論文ではこの問題についてコメントしなかった[9][22]

測定誤差がなければ、クロンバックのアルファの値は1になる

この異常もまた、クロンバックのα()が信頼性を過小評価するという事実に起因する。

仮にの値をそのままコピーし、の値を2倍してしたとしよう。

項目間の共分散行列は以下のようになり、となる。

観測された共分散行列

上記のデータに対して、はともに1の値を持つ。上記の例はChoとKim(2015)によって提示されている[7]

クロンバックのアルファの値が高いことは、項目間の同質性を示している

多くの教科書は、クロンバックのアルファ()を項目間の同質性の指標として言及している[23]。この誤解は、クロンバック(1951)[10]の、高い値が項目間の同質性を示すという不正確な説明に起因する。同質性は現代の文献ではほとんど使用されない用語であり、関連研究ではこの用語を1次元性を指すものと解釈している。いくつかの研究は、高い値が1次元性

を示さないという証明や反例を提供している。[24][7][25][26][27][28]以下の反例を参照。

1次元データ

上記の1次元データではである。

多次元データ

上記の多次元データではである。

非常に高い信頼性を持つ多次元データ

上記のデータはを持つが、多次元である。

許容できないほど低い信頼性を持つ1次元データ

上記のデータはを持つが、1次元である。

1次元性はの前提条件である。1次元性を確認するためにを計算するのではなく、を計算する前に1次元性を確認すべきである。[3]

クロンバックのアルファの値が高いことは、内的整合性を示している

「内的整合性」という用語は信頼性の文献で一般的に使用されるが、その意味は明確に定義されていない。この用語は特定の種類の信頼性(例:内的整合性信頼性)を指すために使用されることがあるが、クロンバックのアルファ()に加えて、どの信頼性係数がここに含まれるのかは正確には不明である。クロンバック(1951)[10]は、明確な定義なしにいくつかの意味でこの用語を使用した。ChoとKim(2015)[7]は、がこれらのいずれの指標でもないことを示した。

「項目を削除した場合のアルファ」を使用して項目を削除すると、常に信頼性が向上する

「項目を削除した場合のアルファ」を使用して項目を削除すると、サンプルレベルの信頼性が母集団レベルの信頼性よりも高く報告される「アルファ・インフレーション」が生じる可能性がある[29]。また、母集団レベルの信頼性を低下させる可能性もある[30]。信頼性の低い項目の削除は、統計的な根拠だけでなく、理論的・論理的な根拠に基づいて行われるべきである。また、サンプル全体を2つに分割して交差検証することも推奨される[29]

理想的な信頼性水準と信頼性を高める方法

ナナリーによる信頼性水準の推奨

ナナリーの著書[31][32]では、信頼性係数の適切な水準を決定するための主要な情報源としてよくとりあげられる。しかし、このとりあげられ方は彼の目的と矛盾している。彼は、もともと、研究の目的や段階に応じて異なる基準を使用すべきだと提案していた。それにも関わらず、研究の種類が探索的研究、応用研究、尺度開発研究のいずれであっても、「0.7」という基準が普遍的に採用されている[33]。彼は研究の初期段階の基準として「0.7」を提唱したが、現実の雑誌に掲載されるほとんどの研究はその範疇には入らない。「0.7」よりも、ナナリーの応用研究の基準である「0.8」が、ほとんどの実証研究により適している[33]

ナナリーによる信頼性水準の推奨
初版[31] 第2版・第3版[32]
研究の初期段階 0.5または0.6 0.7
応用研究 0.8 0.8
重要な決定を下すとき 0.95 (最低0.9) 0.95 (最低0.9)

ナナリーの示した推奨水準は、カットオフポイントを意味するものではなく、それを満たしているかどうかが重要であり、どれだけ上回っているか下回っているかは重要ではない。彼は「0.8」の基準に言及する際に、厳密に「0.8」でなければならないという意味ではなかった。信頼性の値が「0.8」に近い場合(例:0.78)、彼の推奨は満たされていると見なすことができる[34]

高い信頼性水準を得るためのコスト

ナナリーの考えは、信頼性を高めるにはコストがかかるため、あらゆる状況で最大の信頼性を得ようと努める必要はないというものだった。

妥当性とのトレードオフ

信頼性が完璧な測定は妥当性を欠く[7]というトレードオフの関係になっている。例えば、信頼性1のテストを受ける人は、満点か0点のいずれかを受け取ることになる。なぜなら、1つの項目に正解または不正解した場合、他のすべての項目にも同じように回答することになるからである。信頼性を高めるために妥当性が犠牲にされる現象は、減衰のパラドックスとして知られている[35][36]

高い信頼性の値は、内容的妥当性と対立することがある。高い内容的妥当性を達成するためには、各項目が測定すべき内容を包括的に表現する必要がある。しかし、信頼性を高めるためだけに、本質的に同じ質問を異なる方法で繰り返し測定する戦略がしばしば用いられる[37][38]

効率性とのトレードオフ

他の条件が同じであれば、項目数が増えるにつれて信頼性は向上する。しかし、項目数の増加は測定の効率性を妨げる。

信頼性を高める方法

上記で議論した信頼性向上に伴うコストにもかかわらず、高い信頼性水準が求められる場合がある。信頼性を高めるために以下の方法が考えられる。

データ収集前:

  • 測定項目の曖昧さを排除する。
  • 回答者が知らないことは測定しない[39]
  • 項目数を増やす。ただし、測定の効率を過度に阻害しないように注意が必要である。
  • 信頼性が高いと知られている尺度を使用する[40]
  • 予備テストを実施し、信頼性の問題を事前に発見する。
  • 他の項目と内容や形式が異なる項目(例:逆採点項目)を除外または修正する。

データ収集後:

  • 「項目を削除した場合のアルファ」を用いて問題のある項目を削除する。ただし、この削除には理論的根拠が伴うべきである。
  • クロンバックのアルファ()よりも正確な信頼性係数を使用する。例えば、は平均してよりも0.02大きい[41]

どの信頼性係数を使用するか

近年、クロンバックのアルファ()は圧倒的な割合で使用されている。ある研究では、研究の約97%が信頼性係数としてクロンバックのアルファ()を使用していると推定している[3]。しかし、いくつかの信頼性係数の精度を比較したシミュレーション研究では、クロンバックのアルファ()は、不正確な信頼性係数であるという共通の結果に至っている[42][43][6][44][45]

方法論的な研究では、クロンバックのアルファ()の使用に批判的である。既存の研究の結論を単純化し分類すると以下のようになる。

  1. 条件付き使用:特定の条件が満たされた場合にのみを使用する[3][7][8]
  2. 使用への反対:は劣っており、使用すべきではない[46][5][47][6][4][48]

クロンバックのアルファの代替案

既存の研究において、「すべてのデータに対して無条件にを使用するという慣行に反対する」という点では、事実上満場一致である。しかし、の代わりにどの信頼性係数を使用すべきかについては、異なる意見が示されている。

数種の信頼性係数の精度を比較した各シミュレーション研究[42][43][6][44][45]において、それぞれ異なる信頼性係数が第一位にランク付けされた[7]

多数派の意見は、構造方程式モデリング(SEM)に基づく信頼性係数をの代替として使用することである[3][7][46][5][47][8][6][48]

しかし、いくつかのSEMに基づく信頼性係数(例:1次元または多次元モデル)のうちどれが最適かについてはコンセンサスがない。

一部の人々は代替案として[6]を提案しているが、は信頼性とは完全に異なる情報を示す。 はReveilleのに匹敵する係数の一種である。[49][6]それらは信頼性を代替するのではなく、補完するものである。[3]

SEMに基づく信頼性係数のうち、多次元信頼性係数が使用されることは稀であり、最も一般的に使用されるのはである。[3]これは合成信頼性または共変同属信頼性としても知られている。

信頼性の単一推定値に加えて、項目反応理論に基づくアプローチは、スコア分布全体にわたる条件付き信頼性の推定値を提供することができる[50]

構造方程式モデリング(SEM)に基づく信頼性係数のためのソフトウェア

SPSSSASなどの汎用統計ソフトウェアには、を計算する機能が含まれている。の式を知らないユーザーでも、数回のマウスクリックだけで推定値を得るのに問題はない。

AMOS、LISREL、MPLUSなどのSEMソフトウェアには、SEMに基づく信頼性係数を計算する機能がない。ユーザーは式に入力して結果を計算する必要がある。この不便さと起こりうるエラーを避けるため、SEMの使用を報告している研究でさえ、SEMに基づく信頼性係数の代わりにクロンバックのアルファ()に依存してしまっている。[3]SEMに基づく信頼性係数を自動的に計算するためのいくつかの代替手段がある。

  1. R(無料):psychパッケージ[51]は、さまざまな信頼性係数を計算する。
  2. EQS(有料):[52]このSEMソフトウェアには信頼性係数を計算する機能がある。
  3. RelCalc(無料):[3]Microsoft Excelで利用可能。はSEMソフトウェアを必要とせずに取得できる。SEMソフトウェアの結果に基づいて、さまざまな多次元SEM信頼性係数やさまざまな種類のを計算できる。

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b Cronbach, Lee J. (1951). “Coefficient alpha and the internal structure of tests”. Psychometrika (Springer Science and Business Media LLC) 16 (3): 297–334. doi:10.1007/bf02310555. hdl:10983/2196. 
  2. ^ a b Cronbach, L. J. (1978). “Citation Classics”. Current Contents 13: 263. オリジナルの2022-01-20時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220120235644/http://garfield.library.upenn.edu/classics1978/A1978EQ39200002.pdf 2025年6月30日閲覧。. 
  3. ^ a b c d e f g h i j Cho, Eunseong (2016-07-08). “Making Reliability Reliable”. Organizational Research Methods (SAGE Publications) 19 (4): 651–682. doi:10.1177/1094428116656239. ISSN 1094-4281. 
  4. ^ a b Sijtsma, K. (2009). “On the use, the misuse, and the very limited usefulness of Cronbach's alpha”. Psychometrika 74 (1): 107–120. doi:10.1007/s11336-008-9101-0. PMC 2792363. PMID 20037639. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2792363/. 
  5. ^ a b c Green, S. B.; Yang, Y. (2009). “Commentary on coefficient alpha: A cautionary tale”. Psychometrika 74 (1): 121–135. doi:10.1007/s11336-008-9098-4. 
  6. ^ a b c d e f g Revelle, W.; Zinbarg, R. E. (2009). “Coefficients alpha, beta, omega, and the glb: Comments on Sijtsma”. Psychometrika 74 (1): 145–154. doi:10.1007/s11336-008-9102-z. 
  7. ^ a b c d e f g h i Cho, E.; Kim, S. (2015). “Cronbach's coefficient alpha: Well known but poorly understood”. Organizational Research Methods (2): 207–230. doi:10.1177/1094428114555994. 
  8. ^ a b c d Raykov, T.; Marcoulides, G. A. (2017). “Thanks coefficient alpha, we still need you!”. Educational and Psychological Measurement 79 (1): 200–210. doi:10.1177/0013164417725127. PMC 6318747. PMID 30636788. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6318747/. 
  9. ^ a b c Cronbach, L. J.; Shavelson, R. J. (2004). “My Current Thoughts on Coefficient Alpha and Successor Procedures”. Educational and Psychological Measurement 64 (3): 391–418. doi:10.1177/0013164404266386. 
  10. ^ a b c d Cronbach, L.J. (1951). “Coefficient alpha and the internal structure of tests”. Psychometrika 16 (3): 297–334. doi:10.1007/BF02310555. hdl:10983/2196. 
  11. ^ Hoyt, C. (1941). “Test reliability estimated by analysis of variance”. Psychometrika 6 (3): 153–160. doi:10.1007/BF02289270. 
  12. ^ Guttman, L. (1945). “A basis for analyzing test-retest reliability”. Psychometrika 10 (4): 255–282. doi:10.1007/BF02288892. PMID 21007983. 
  13. ^ Jackson, R. W. B.; Ferguson, G. A. (1941). “Studies on the reliability of tests”. University of Toronto Department of Educational Research Bulletin 12: 132. 
  14. ^ Gulliksen, H. (1950). Theory of mental tests. Wiley. doi:10.1037/13240-000 
  15. ^ Cronbach, Lee (1978). “Citation Classics”. Current Contents 13 (8). オリジナルの2022-10-22時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221022201253/http://www.garfield.library.upenn.edu/classics1978/A1978EQ39200002.pdf 2025年6月30日閲覧。. 
  16. ^ Novick, M. R.; Lewis, C. (1967). “Coefficient alpha and the reliability of composite measurements”. Psychometrika 32 (1): 1–13. doi:10.1007/BF02289400. PMID 5232569. 
  17. ^ Spiliotopoulou, Georgia (2009). “Reliability reconsidered: Cronbach's alpha and paediatric assessment in occupational therapy” (英語). Australian Occupational Therapy Journal 56 (3): 150–155. doi:10.1111/j.1440-1630.2009.00785.x. PMID 20854508. オリジナルの2022-10-21時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20221021235248/https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1440-1630.2009.00785.x 2025年6月30日閲覧。. 
  18. ^ Cortina, Jose M. (1993). “What is coefficient alpha? An examination of theory and applications.” (英語). Journal of Applied Psychology 78 (1): 98–104. doi:10.1037/0021-9010.78.1.98. ISSN 1939-1854. オリジナルの2023-08-13時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230813121351/https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037/0021-9010.78.1.98 2025年6月30日閲覧。. 
  19. ^ Goforth, Chelsea (2015年11月16日). “Using and Interpreting Cronbach's Alpha - University of Virginia Library Research Data Services + Sciences”. University of Virginia Library. 2022年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月30日閲覧。
  20. ^ DATAtab (27 October 2021). Cronbach's Alpha (Simply explained). YouTube. 該当時間: 4:08. 2025年6月30日閲覧.
  21. ^ Cronbach, L. J. (1943). “On estimates of test reliability”. Journal of Educational Psychology 34 (8): 485–494. doi:10.1037/h0058608. 
  22. ^ Waller, Niels; Revelle, William (2023-05-25). “What are the mathematical bounds for coefficient α?” (英語). Psychological Methods. doi:10.1037/met0000583. ISSN 1939-1463. PMID 37227892. 
  23. ^ APA Dictionary of Psychology” (英語). dictionary.apa.org. 2019年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月30日閲覧。
  24. ^ Cortina, J. M. (1993). “What is coefficient alpha? An examination of theory and applications”. Journal of Applied Psychology 78 (1): 98–104. doi:10.1037/0021-9010.78.1.98. 
  25. ^ Green, S. B.; Lissitz, R. W.; Mulaik, S. A. (1977). “Limitations of coefficient alpha as an Index of test unidimensionality”. Educational and Psychological Measurement 37 (4): 827–838. doi:10.1177/001316447703700403. 
  26. ^ McDonald, R. P. (1981). “The dimensionality of tests and items”. The British Journal of Mathematical and Statistical Psychology 34 (1): 100–117. doi:10.1111/j.2044-8317.1981.tb00621.x. 
  27. ^ Schmitt, N. (1996). “Uses and abuses of coefficient alpha”. Psychological Assessment 8 (4): 350–3. doi:10.1037/1040-3590.8.4.350. 
  28. ^ Ten Berge, J. M. F.; Sočan, G. (2004). “The greatest lower bound to the reliability of a test and the hypothesis of unidimensionality”. Psychometrika 69 (4): 613–625. doi:10.1007/BF02289858. 
  29. ^ a b Kopalle, P. K.; Lehmann, D. R. (1997). “Alpha inflation? The impact of eliminating scale items on Cronbach's alpha”. Organizational Behavior and Human Decision Processes 70 (3): 189–197. doi:10.1006/obhd.1997.2702. 
  30. ^ Raykov, T. (2007). “Reliability if deleted, not 'alpha if deleted': Evaluation of scale reliability following component deletion”. The British Journal of Mathematical and Statistical Psychology 60 (2): 201–216. doi:10.1348/000711006X115954. PMID 17971267. 
  31. ^ a b Nunnally, J. C. (1967). Psychometric theory. McGraw-Hill. ISBN 0-07-047465-6. OCLC 926852171 
  32. ^ a b Nunnally, J. C.; Bernstein, I. H. (1994). Psychometric theory (3rd ed.). McGraw-Hill. ISBN 0-07-047849-X. OCLC 28221417 
  33. ^ a b Lance, C. E.; Butts, M. M.; Michels, L. C. (2006). “What did they really say?”. Organizational Research Methods 9 (2): 202–220. doi:10.1177/1094428105284919. 
  34. ^ Cho, E. (2020). “A comprehensive review of so-called Cronbach's alpha”. Journal of Product Research 38 (1): 9–20. 
  35. ^ Loevinger, J. (1954). “The attenuation paradox in test theory”. Psychological Bulletin 51 (5): 493–504. doi:10.1002/j.2333-8504.1954.tb00485.x. PMID 13204488. 
  36. ^ Humphreys, L. (1956). “The normal curve and the attenuation paradox in test theory”. Psychological Bulletin 53 (6): 472–6. doi:10.1037/h0041091. PMID 13370692. 
  37. ^ Boyle, G. J. (1991). “Does item homogeneity indicate internal consistency or item redundancy in psychometric scales?”. Personality and Individual Differences 12 (3): 291–4. doi:10.1016/0191-8869(91)90115-R. 
  38. ^ Streiner, D. L. (2003). “Starting at the beginning: An introduction to coefficient alpha and internal consistency”. Journal of Personality Assessment 80 (1): 99–103. doi:10.1207/S15327752JPA8001_18. PMID 12584072. 
  39. ^ Beatty, P.; Herrmann, D.; Puskar, C.; Kerwin, J. (July 1998). “"Don't know" responses in surveys: is what I know what you want to know and do I want you to know it?”. Memory (Hove, England) 6 (4): 407–426. doi:10.1080/741942605. ISSN 0965-8211. PMID 9829099. オリジナルの2023-02-20時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230220140847/https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9829099/ 2025年6月30日閲覧。. 
  40. ^ Lee, H. (2017). Research Methodology (2nd ed.), Hakhyunsa.
  41. ^ Peterson, R. A.; Kim, Y. (2013). “On the relationship between coefficient alpha and composite reliability”. Journal of Applied Psychology 98 (1): 194–8. doi:10.1037/a0030767. PMID 23127213. 
  42. ^ a b Kamata, A., Turhan, A., & Darandari, E. (2003). Estimating reliability for multidimensional composite scale scores. Annual Meeting of American Educational Research Association, Chicago, April 2003, April, 1–27.
  43. ^ a b Osburn, H. G. (2000). “Coefficient alpha and related internal consistency reliability coefficients”. Psychological Methods 5 (3): 343–355. doi:10.1037/1082-989X.5.3.343. PMID 11004872. 
  44. ^ a b Tang, W., & Cui, Y. (2012). A simulation study for comparing three lower bounds to reliability. Paper Presented on April 17, 2012 at the AERA Division D: Measurement and Research Methodology, Section 1: Educational Measurement, Psychometrics, and Assessment, 1–25.
  45. ^ a b van der Ark, L. A.; van der Palm, D. W.; Sijtsma, K. (2011). “A latent class approach to estimating test-score reliability”. Applied Psychological Measurement 35 (5): 380–392. doi:10.1177/0146621610392911. オリジナルの2023-08-13時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230813121350/https://research.tilburguniversity.edu/en/publications/a-latent-class-approach-to-estimating-test-score-reliability 2025年6月30日閲覧。. 
  46. ^ a b Dunn, T. J.; Baguley, T.; Brunsden, V. (2014). “From alpha to omega: A practical solution to the pervasive problem of internal consistency estimation”. British Journal of Psychology 105 (3): 399–412. doi:10.1111/bjop.12046. PMID 24844115. オリジナルの2023-03-24時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230324013930/http://irep.ntu.ac.uk/id/eprint/4853/1/215051_Dunn.pdf 2025年6月30日閲覧。. 
  47. ^ a b Peters, G. Y. (2014). “The alpha and the omega of scale reliability and validity comprehensive assessment of scale quality”. The European Health Psychologist 1 (2): 56–69. 
  48. ^ a b Yang, Y., & Green, S. B.Yanyun Yang; Green, Samuel B. (2011). “Coefficient alpha: A reliability coefficient for the 21st century?”. Journal of Psychoeducational Assessment 29 (4): 377–392. doi:10.1177/0734282911406668. 
  49. ^ Revelle, W. (1979). “Hierarchical cluster analysis and the internal structure of tests”. Multivariate Behavioral Research 14 (1): 57–74. doi:10.1207/s15327906mbr1401_4. PMID 26766619. 
  50. ^ McNeish, Daniel; Dumas, Denis (2025-02-10). “Reliability representativeness: How well does coefficient alpha summarize reliability across the score distribution?” (英語). Behavior Research Methods 57 (3): 93. doi:10.3758/s13428-025-02611-8. ISSN 1554-3528. PMID 39930303. https://link.springer.com/10.3758/s13428-025-02611-8. 
  51. ^ Revelle, William (2017年1月7日). “An overview of the psych package”. 2020年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月23日閲覧。
  52. ^ Multivariate Software, Inc.”. www.mvsoft.com. 2001年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月30日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  クロンバックのα係数のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クロンバックのα係数」の関連用語

クロンバックのα係数のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クロンバックのα係数のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクロンバックのα係数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS