クシシュトフ・コメダとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > クシシュトフ・コメダの意味・解説 

クシシュトフ・コメダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 03:43 UTC 版)

クシシュトフ・コメダ
記念プレート
基本情報
出生名 Krzysztof Trzciński
(クシシュトフ・トルチンスキ)
生誕 (1931-04-27) 1931年4月27日
ポーランドポズナン
死没 (1969-04-23) 1969年4月23日(37歳没)
ジャンル ジャズ
職業 作曲家、ミュージシャン
担当楽器 ピアノ
活動期間 1956年 - 1969年

クシシュトフ・コメダポーランド語: Krzysztof Komeda、本名:クシシュトフ・トルチンスキ(Krzysztof Trzcinski)、1931年4月27日 - 1969年4月23日)は、ポーランドを代表するジャズピアニスト作曲家

経歴

1931年、ポーランドポズナンで生まれた[1]

ジャズを嫌った共産党に目を付けられることを恐れ、ステージネームとして「コメダ」の名前を使用していた。コメダは元々医者であったが、1950年代後半からヨーロッパ各国でジャズ演奏の活動を始めた。ワルシャワのジャズ・ジャンボリー演奏会などでのライブ録音が残されている。1962年リーダー・アルバム『Crazy Girl』で本格デビュー。1965年『Astigmatic』ではモードを基盤としたフリー手法で緊迫感のある、それまでのイメージを刷新した革新的なサウンドで注目を浴びた。

またコメダは、数多くの映画音楽を手がけ、中でもロマン・ポランスキー監督の『水の中のナイフ』や『ローズマリーの赤ちゃん』、アンジェイ・ワイダ監督の『夜の終りに英語版ポーランド語版』などが有名である。

1969年、不慮の事故により37歳で死去した。

ディスコグラフィ

アルバム

  • Festiwal Jazzowy - Sopot 1956 Kronika Dźwiękowa (1956年、Muza)
  • Crazy Girl (1962年、Muza)
  • Etiudy Baletowe "Ballet Etudes" (1963年、Metronome)
  • Jazz Jamboree'64 vol. 2 (1964年、Muza)
  • Astigmatic (1966年、Muza)
  • 『出発』 - Le Depart (1967年、Philips) ※映画『出発』サウンドトラック
  • Meine süsse europaische Heimat (1966年、Electrola/Columbia)
  • Cul-De-Sac (1966年、Polydor)
  • Rosemary's Baby (1968年、Paramount)
  • The Riot (1968年)

コンピレーション・アルバム

  • Muzyka Krzysztofa Komedy vol. 1-4 (1974年、Muza)
  • Krzysztof Komeda (1989年、Muza)
  • The Complete Recordings of Krzysztof Komeda vol. 1-25 (2000年、Polonia Records) ※1994-1998年録音
  • Zofia Komeda Presents vol. 1-19 (1998–2009年、Power Bros)

脚注

  1. ^ クシシュトフ・コメダ ポーランド文化広報センター 2018年8月6日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「クシシュトフ・コメダ」の関連用語

クシシュトフ・コメダのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



クシシュトフ・コメダのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのクシシュトフ・コメダ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS