カーリーフロート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 05:48 UTC 版)
カーリーフロートは第一次世界大戦前に米国のホレース・カーリーによって発明された硬式のいかだで、銅板製の中空円筒にコルクのような軽い材料を巻いたものを幾つか接続していかだ状に組み立て防水帆布で覆って床を張ったもので、木造ボートより場所をとらず、かつ爆風によって破損しにくく、破孔によって浮力を全く失うことも少ないために米海軍ほかの海軍に採用され、ボートや昇降装置を設備する余地のない漁船など民間の小型船舶にも使われた。軍艦では上部構造物や砲塔の側面に固定された。第二次世界大戦まで使われたがその後膨張式のいかだにとって代わられた。
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