カップルドビーム式サスペンション
トーションビーム式サスペンションの一種で、トレーリングアームのピボットとアクスルの中間にトーションビームを配置したサスペンション形式をいう。ピボットビーム式とアクスルビーム式の中間的な存在である。バウンス時にはフルトレーリングアーム式、ロール時にはセミトレーリングアーム式と同じ動きをする。両者の利点を兼ね備えた形式である。トーションビームはロール時にはねじれて、スタビライザーの働きをする。トーションビームを後方に配置するほど、後退角を大きくつけたセミトレーリングアーム式の動きになる。FF車のリヤサスペンションに多く採用されている。中間ビーム式サスペンション、コッペルレンケルアクゼとも呼ばれ、現在、日欧の小型FF車のリヤサスペンションに多く採用されている。
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