カスケーディング・ストリングス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 23:25 UTC 版)
「マントヴァーニ」の記事における「カスケーディング・ストリングス」の解説
マントヴァーニ・オーケストラの大きな特徴は、カスケーディング・ストリングスと呼ばれる、滝が流れるような (=cascading) きらびやかな効果を得る編曲法で演奏されていることである。ヴァイオリン・セクションを4パート程度に分け、メロディの一部分をそれぞれのヴァイオリン・パートが代わる代わる演奏する。つまり、この編曲法では完全な主旋律を演奏しているヴァイオリン・パートは1つもない。こうして、電気的エフェクトを一切使わず生演奏だけでヴァイオリン・セクションにリバーブがかかったような効果を得る。エフェクターを使っていないので、生演奏でも同様に聞こえる。専属編曲家でオルガン奏者のロナルド・ビンジが、教会のオルガンを演奏するときの残響から着想を得た。
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