カジネンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > カジネンの意味・解説 

カジネン

分子式C15H26
その他の名称(1S,4aβ,8aβ)-デカヒドロ-1β,6β-ジメチル-4β-(1-メチルエチル)ジデヒドロナフタレン、Cadinene、(1S,4aβ,8aβ)-Decahydro-1β,6β-dimethyl-4β-(1-methylethyl)didehydronaphthalene、カジネン


カジネン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/21 09:50 UTC 版)

Jump to navigation Jump to search
カジネン類

α-カジネン

β-カジネン

γ-カジネン

δ-カジネン
識別情報
CAS登録番号 24406-05-1 (α-カジネン) , 523-47-7, 39029-41-9 (γ-カジネン) , 483-76-1 (δ-カジネン) 
PubChem 12306048
10657
92313
441005
UNII X650G04I0A, Z07LA0GY4J, 2GHT32E0JU, 7848KI47OS
KEGG C16815
C09625
C19738
C06394
ChEBI
特性
化学式 C15H24
モル質量 204.35 g mol−1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

カジネン(Cadinene)は、精油を生成する広範な植物に含まれる炭化水素のいくつかの異性体の名前である。異性体が最初に精油から単離されたケードネズに因んで命名された。

カジネンは、二環式セスキテルペンの化学構造を持つ。カジネンという言葉は、いわゆるカダレン(4-イソプロピル-1,6-ジメチルデカヒドロナフタレン)骨格を持つ広い範囲の化合物に使われることがある。構造異性体立体異性体が多数存在するため、イソプロピル基立体化学と2つの橋頭炭素原子に基づき、4つの小分類に分けられる[1]。カジネンは狭義では、ケードネズ精油から最初に単離された化合物を含む、下記の1番目の分類に対してのみを指す。各小分類で1つのエナンチオマーのみが描かれているが、もう一方のエナンチオマーも同じ名前を持つ。

出典

  1. ^ A.-K. Borg-Karlson, T. Norin and A. Talvitie (1981年). “Configurations and conformations of torreyol (δ-cadinol), α-cadinol, T-muurolol and T-cadinol”. Tetrahedron 37 (2): 425-430. doi:10.1016/s0040-4020(01)92031-9. 


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カジネン」の関連用語

1
α‐カジネン 化学物質辞書
90% |||||

2
γ2‐カジネン 化学物質辞書
90% |||||

3
δ‐カジネン 化学物質辞書
72% |||||

4
(+)‐ε‐カジネン 化学物質辞書
70% |||||

5
(+)‐ω‐カジネン 化学物質辞書
70% |||||

6
(−)‐δ‐カジネン 化学物質辞書
70% |||||

7
(−)‐ε‐カジネン 化学物質辞書
70% |||||

カジネンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カジネンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカジネン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS