オー・ヤーとは? わかりやすく解説

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オー・ヤー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/26 17:09 UTC 版)

『オー・ヤー』
チャールズ・ミンガススタジオ・アルバム
リリース
録音 1961年11月6日 ニューヨーク[2]
ジャンル ジャズ
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース ネスヒ・アーティガン
専門評論家によるレビュー
チャールズ・ミンガス アルバム 年表
ミンガス
(1961年)
オー・ヤー
(1962年)
メキシコの想い出
(1962年)
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オー・ヤー』(原題:Oh Yeah)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、チャールズ・ミンガス1961年に録音し、1962年アトランティック・レコードから発表したスタジオ・アルバム

解説

ミンガスは本来ベーシストだが、本作ではピアノとボーカルを担当し、ベース・パートはダグ・ワトキンス英語版に任せた[3]。本作に参加したローランド・カークは、数か月ミンガスのバンドに所属しており[3]、本作の大部分の曲でサクソフォーン・ソロを担当したが、「デヴィル・ウーマン」のセカンド・ソロと「ワム・バム・サンキュー・マム」のソロはブッカー・アーヴィンによる[1]。本作は1961年11月9日のセッションで録音されており、当時アウトテイクとなった「"Old" Blues for Walt's Torin」、「Peggy's Blue Skylight」、「Invisible Lady」は、後にアルバム『トゥナイト・アット・ヌーン』で発表され[2]、これら3曲は本作の1999年リマスターCDにもボーナス・トラックとして収録された[1]

スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて満点の5点を付け「ミンガスは常に、曲名やアレンジを通じて型破りなユーモアのセンスを披露してきたが、特に『オー・ヤー』には、徹底的に捻くれた場面が多い。それは、ミンガスによる自由奔放なヴォーカリーズだけでなく、無軌道な天才ローランド・カークの参加によるところも大きい」「恐らくミンガスの中でも特に風変わりなアルバムであり、実に力強い」と評している[3]

収録曲

全曲ともチャールズ・ミンガス作。

  1. ホッグ・コーリン・ブルース - "Hog Callin' Blues" - 7:28
  2. デヴィル・ウーマン - "Devil Woman" - 9:43
  3. ワム・バム・サンキュー・マム - "Wham Bam Thank You Ma'am" - 4:47
  4. イクルージアスティックス - "Ecclusiastics" - 6:59
  5. 神よ原子爆弾を降らせ給うな - "Oh Lord Don't Let Them Drop That Atomic Bomb on Me" - 5:43
  6. イート・ザット・チキン - "Eat That Chicken" - 4:41
  7. パッションズ・オブ・ア・マン - "Passions of a Man" - 5:03

1999年リマスターCDボーナス・トラック

  1. ""Old" Blues for Walt's Torin" - 7:58
  2. "Peggy's Blue Skylight" - 9:49
  3. "Invisible Lady" - 4:48

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ a b c 2005年再発CD (Atlantic/Rhino, 8122-73748-2)英文ブックレット内クレジット
  2. ^ a b Charles Mingus Discography”. Jazz Discography Project. 2022年4月27日閲覧。
  3. ^ a b c Huey, Steve. “Oh Yeah - Charles Mingus”. AllMusic. 2022年4月27日閲覧。



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