オールレッド・ロコウの電気陰性度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/25 10:09 UTC 版)
「電気陰性度」の記事における「オールレッド・ロコウの電気陰性度」の解説
定義:ある原子中の価電子の有効核電荷を Zeff、原子の共有結合半径を r として、 χ A R = 0.744 + 0.359 Z e f f r 2 {\displaystyle \chi _{\rm {AR}}=0.744+{0.359Z_{\rm {eff}} \over r^{2}}} で与えられる χAR がオールレッド・ロコウの電気陰性度である。 この尺度は A. L. Allred と E. G. Rochow が提案したものであり、電気陰性度が原子表面の電場の強さで決定されるという考え方に基づいている。原子表面での電位は Zeff/r に比例し、電場の強さは Zeff/r2 に比例する。これを用いて、ポーリングの電気陰性度と似通った値になるように係数を選んだのがこの尺度である。現在最も広く利用されている。 参考:w:en:Allred-Rochow scale
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