オートバックススポーツカー研究所とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オートバックススポーツカー研究所の意味・解説 

オートバックス・スポーツカー研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:13 UTC 版)

オートバックス・スポーツカー研究所(オートバックススポーツカーけんきゅうじょ、ASL)は、オートバックスセブンが運営するスポーツカー開発機関。ASLは「AUTOBACS SPORTSCAR LABORATORY」の略称である。

概要

オートバックスセブンの社内組織としてカスタムカープロジェクトを立ち上げた白木裕次[1]が中心となり、2001年トミーカイラのオリジナルスポーツカー開発研究部門を買収し、そのまま引き継ぐ形で設立された。

トミーカイラは2001年9月発売に向けて開発を進めていたミッドシップスポーツカーZZII(ズィーズィーツー)の開発資金の調達、オートバックスセブンは企業イメージの向上やマーケティングツールとしてのオリジナルカーの開発・販売という構想があり、双方の思惑や利害関係が一致したことでASLが誕生する。同時にトミーカイラより解良喜久雄を初めとするスタッフ5人がASLへ移籍した。

しかし、ASL第1号車として発表されたのはZZIIではなく後述するガライヤで、ZZIIはRS-01と名を変え同時発表されたものの、市販の予定はないとされた。

活動内容

ガライヤ プロトタイプ

独自開発したスポーツカー「ガライヤ」を2002年秋からイギリスより輸入・販売する予定との発表がされた。ガライヤの初年度の販売目標は100台で、60台以上の受注があったと当時発表されている。しかしガライヤの開発は難航、発売延期のリリースが続き、2005年夏に製造・販売計画の中止が決定される。それに伴い、SUPER GTARTAより参戦していたガライヤも2005年シリーズでシリーズチャンピオン獲得とならなかったこともあってそのシーズンを以て一旦参戦終了となる。これにより、ASLの公式ウェブサイトも消滅し、事実上の活動休止状態となった。

ガライヤ 2012年GT300仕様

だが、ガライヤは、鈴木亜久里の「ARTA発足10年目の節目に復活させたい」との思いにより2007年に再びARTAからSUPER GTのGT300部門での再参戦を果たし、レギュレーション上参戦可能だった2012年まで参戦を続けていた。ただし、実際のメンテナンスや開発は2010年まではapr2011年~2012年はアルネックスによるものであり、更に開発責任者であった解良喜久雄が退社している現在、ASLの活動自体は現在も休止状態にあると考えられる。

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オートバックススポーツカー研究所」の関連用語

オートバックススポーツカー研究所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オートバックススポーツカー研究所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオートバックス・スポーツカー研究所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS