エレクトリック・ライト・オーケストラとは? わかりやすく解説

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エレクトリック・ライト・オーケストラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/02 22:13 UTC 版)

エレクトリック・ライト・オーケストラElectric Light Orchestra)は、イングランド出身のロックバンド。通称「ELO」。


注釈

  1. ^ ギネスブックに認定されている
  2. ^ 1970年代を通じてELOのライブは、直立不動で楽器を演奏し歌うジェフ・リンとケリー・グラウカットに対して、ストリングス・メンバーがステージ上を走り回って盛り上げるというもので、ライブにおけるストリングス・メンバーの存在感は極めて重要な位置を占めていた。[要出典]
  3. ^ ジェフ・リンが「ポップの魔術師」なる称号をレコード雑誌などから得たのは、この頃からである。[要出典]
  4. ^ 1974年からELOに参加したケリー・グロウカットは、当時の契約によりサポートメンバー同然の「週払い」の雇われメンバーとして、レコーディングを含むELOの活動に参加していた。1980年代半ばの訴訟では、再三の契約内容変更依頼(バンドの正式メンバーとしての)に応じなかったバンド及びマネージメントに対して、自身が参加したバンド活動への正式メンバーとしての正当な評価及び報酬や、レコード作品への貢献に対する正当な印税の支払いなどを求めている。結果、バンド及びマネージメント側は敗訴し、ケリー側は判決で正当と認められた報酬を手にしたが、以後、リンやマネージメントとの関係は決定的に悪化した
  5. ^ リンの場合、プロデュース作品においてゲストミュージシャンとして自ら演奏や編曲に参加し、サウンドを形成していく独特の手法が特徴である。プロデュースした作品の多くがヒット作となったが、「どれもみんなELOの音がする」とジョージ・ハリスンに言われてしまった(ザ・ビートルズ・アンソロジー発表より前の発言なので、ジョージの音楽記者向けのジョークあるいはリップサービスであると思われる)。
  6. ^ 当初オリジナル ザ・ムーブの再結成を目指し、カール・ウェインやロイ・ウッドに声をかけたが断られたため、ザ・ムーブの曲を演奏する派生バンドという位置づけになった。メンバーは、ベヴ・ベヴァン・バンドと同じ。
  7. ^ アメリカのレコード会社の担当者がイギリスに電話をしてタイトルを尋ねたが、担当者が不在だったため、「答えが得られなかった」ということで「No Answer」とメモに書き残したら、それに気づいた他の担当者が勘違いをして「No Answer」をタイトルとして処理してしまったという逸話による[要出典]。なお、アメリカをはじめとするUAレコード、EPICレコード経由の発売国では「No Answer」をタイトルにして1年遅れで発売された。現在でも「Electric Light Orchestra」と「No Answer」が混在している。発売当時のLP版の邦題は『踊るヴァイオリン群とエレクトリック・ロック、そしてボーカルは如何に』というものだった。

出典

  1. ^ a b Breithaupt, Don; Breithaupt, Jeff (2000). Night Moves: Pop Music in the Late '70s. St. Martin's Press. ISBN 978-0-312-19821-3. https://books.google.com/books?id=mw1jAwAAQBAJ 
  2. ^ a b c Ankeny, Jason. Electric Light Orchestra | Biography & History - オールミュージック. 2021年4月7日閲覧。
  3. ^ Ray, Michael, ed (2012). “Classical Influences: Art Rock and Progressive Rock”. Disco, Punk, New Wave, Heavy Metal, and More: Music in the 1970s and 1980s. Britannica Educational Publishing. p. 105. ISBN 978-1-61530-912-2. https://books.google.com/books?id=hd-bAAAAQBAJ&pg=PT97 
  4. ^ Schaller, Daniel (4 October 2018). The Road Inside. Page Publishing Inc. ISBN 9781642986723. https://books.google.com/books?id=bzpxDwAAQBAJ&q=soft+rock+band+Electric+Light+Orchestra&pg=PT115 
  5. ^ Deriso, Nick (2019年5月31日). “How ELO Slimmed Down, Then Went Disco on 'Discovery'”. Ultimate Class Rock. Townsquare Media, Inc.. 2021年5月29日閲覧。
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  7. ^ ロックの殿堂、ELO、ジョーン・バエズ、イエスらが殿堂入り』 2016年12月22日 Onebox News
  8. ^ Electric Light Orchestra:プロフィール - BARKS
  9. ^ Porter, Robert. “Electric Light Orchestra -- Showdown: An in-depth song analysis”. Jefflynnesongs.com. 2022年2月3日閲覧。
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  15. ^ ジェフ・リン、新作『ZOOM』を語る! - BARKS
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  17. ^ “ELO、15年ぶりとなる新作から新曲“When I Was A Boy”を公開”. NME Japan (BandLab UK Limited). (2015年9月24日). https://nme-jp.com/news/5493/ 2021年5月31日閲覧。 
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  19. ^ ジェフ・リンズELO、15年ぶりのアルバム登場、さっそく名曲も - BARKS
  20. ^ ELOが35年振りに全英No.1獲得、11年前発売"最高6位"のベスト盤 - Narinari.com
  21. ^ ジェフ・リン率いるELO、37年ぶりに北米ツアー開催”. BARKS (2017年11月15日). 2019年10月11日閲覧。
  22. ^ ELO、ダニー・ハリスンの紹介でロックの殿堂入り - BARKS
  23. ^ ジェフ・リン率いるELO、4年ぶりの新作が11月リリースに!”. MTV JAPAN.com (2019年9月27日). 2019年10月11日閲覧。
  24. ^ エレクトリック・ライト・オーケストラ50周年 アニヴァーサリー企画始動”. amass (2021年2月23日). 2021年5月29日閲覧。
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  27. ^ ジェフ・リンが語る、ザ・ビートルズ秘話 - BARKS
  28. ^ Susan Knox (1 May 2024). "Richard Tandy dead: Electric Light Orchestra keyboardist dies at 76". The Daily Mirror (英語). Reach plc. 2024年5月2日閲覧
  29. ^ エレクトリック・ライト・オーケストラのチェリスト、ヒュー・マクダウェルが死去”. amass (2018年11月8日). 2019年10月11日閲覧。
  30. ^ ELOのストリング・アレンジャー/指揮者のルイス・クラークが死去”. amass (2021年2月15日). 2021年2月16日閲覧。


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