エル・スールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 映画作品 > エル・スールの意味・解説 

エル・スール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 02:06 UTC 版)

エル・スール
El sur
監督 ビクトル・エリセ
脚本 ビクトル・エリセ
原作:
アデライダ・ガルシア・モラレス
製作 エリアス・ケレヘタ
出演者 オメロ・アントヌッティ
ソンソレス・アラングーレン
イシアル・ボリャン
音楽 エンリケ・グラナドス
撮影 ホセ・ルイス・アルカイネ
編集 パブロ・ゴンザレス・デル・アモ
配給 フランス映画社
公開 1983年5月19日
1985年10月12日
上映時間 95分
製作国 スペイン
フランス
言語 スペイン語
テンプレートを表示

エル・スール』(西: El sur: The South) は、1983年のスペイン映画(ドラマ)。監督はビクトル・エリセ

エリセ監督にとって2作目の長編であり、アデライダ・ガルシア・モラレスによる同名の短編小説を原作としている。当初、この映画の上映時間は3時間の予定だったが、プロデューサーのエリアス・ケレヘタが後半部90分の上映を許さず、上映時間95分の映画となった。1983年のカンヌ国際映画祭に正式出品された[1]。1996年、スペイン映画生誕100周年を記念して映画製作者と映画評論家によって行われた、歴代最高のスペイン映画を決める投票では、この作品が第6位にランクインした。

プロット

この映画は、スペイン北部のどこかで暮らす少女エストレーリャ(ソンソーレス・アラングレン)の物語である。エストレーリャは、父親アグスティン(オメロ・アントヌッティ)が文章に隠したらしき、「南部」の秘密に興味をそそられる。彼女が幼い頃、父親は謎めいた人物だった。やがて成長すると、かつて父親に恋人イレーネ(オーロール・クレマン)がおり、父親はまだイレーネを愛していることに気が付く。

キャスト

  • オメロ・アントヌッティ(アグスティン・アレーナス) - エストレーリャの父親
  • ソンソーレス・アラングレン(8歳のエストレーリャ)
  • イシアル・ボリャイン(15歳のエストレーリャ)
  • ローラ・カルドナ(フリア) - アグスティンの妻
  • ラファエラ・アパリシオ(ミラグロス)- アウグスティンの乳母
  • オーロール・クレマン(イレーネ・リオス/ラウラ)- 女優
  • フランシスコ・メリーノ(イレーネ・リオスの共演者)
  • マリア・カーロ(カシルダ)- アレーナス家の家政婦
  • ホセ・ビボ(グランドホテルのバーテンダー)
  • ヘルマイネ・モンテーロ(ロサリオ夫人)-アウグスティンの母

受賞

映画祭 部門 結果
サンパウロ国際映画祭 最優秀作品賞 受賞
シカゴ国際映画祭 最優秀作品賞 受賞
イベリコ・ブルデオス映画祭 最優秀作品賞 受賞

脚注

  1. ^ Festival de Cannes: The South”. festival-cannes.com. 2009年6月7日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エル・スール」の関連用語

エル・スールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エル・スールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエル・スール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS