エミリア・ファン・ナッサウとは? わかりやすく解説

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エミリア・ファン・ナッサウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 06:28 UTC 版)

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エミリア・ファン・ナッサウ
Emilia van Nassau
エミリアの肖像、ダニエル・ファン・デン・クエボルン(Daniël van den Queborn)画

出生 (1569-04-10) 1569年4月10日
ケルン
死去 (1629-03-16) 1629年3月16日(59歳没)
ジュネーヴ
配偶者 マヌエル・デ・ポルトゥガル
子女 一覧参照
家名 オラニエ=ナッサウ家
父親 オランダ総督オラニエ公ウィレム1世
母親 アンナ・ファン・サクセン
宗教 キリスト教プロテスタントカトリックプロテスタント
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エミリア・ファン・ナッサウ

エミリア・ファン・ナッサウ(Emilia van Nassau, 1569年4月10日 - 1629年3月16日)は、オランダ総督オラニエ公ウィレム1世と2度目の妃アンナ・ファン・サクセンの末娘。ケルンで生まれた。

生涯

母アンナの不貞が明るみに出ると、姉アンナや兄マウリッツらとともに母から引き離され、父方の叔父ナッサウ=ディレンブルク伯ヨハンディレンブルク(現在のドイツヘッセン州)で養育された。のち、デルフトで父と暮らしたり、姉アンナとフリースラントに住んだ。

父の死後、兄マウリッツが総督を務める宮廷でエミリアは女主人となった。そこで、フェリペ2世に敗れたポルトガル王位請求者ドン・アントニオの庶子ドン・マヌエルと出会った。彼女は1597年にマヌエルと秘密裡に結婚し、カトリックに改宗した。マウリッツは妹の結婚に強固に反対し、妹を10年間宮廷から追放した。2人が和解したのは、マウリッツが死の床についてからであった。

エミリアはマヌエルとの間に10子をもうけた。2人は、エミリアがプロテスタントに回帰したため、のちに別居した。エミリアはジュネーヴで死んだ。

子女

夫マヌエルとの間に2男8女の計10人の子女をもうけた(子供たちの名前はオランダ語で表記する)。

  • 長女(1598年 - 1602年)
  • マリア・ベルヒカ(1598年 - 1647年) - 1629年にスイス人貴族のジャン・テオドール・クロル・ド・プランジャン男爵(? - 1647年)と結婚。夫はパルマ公オドアルド1世に仕える海軍大佐、艦長。
  • エマヌエル・アントン(1600年 - 1666年) - ベージャ公、ポルトガル公、オランジュ公領総督。1646年にヨハンナ・フォン・ハーナウ=ミュンツェンベルクと結婚し、4人の娘をもうける。
  • 三女(1602年 - 1603年)
  • エミリア・ルイーゼ(1603年 - 1670年)
  • ローデウェイク・ウィレム・クリストフェル(1604年 - 1660年) - トランコーゾ侯爵、オラニエ公マウリッツの近衛隊長。1631年にナポリ貴族の娘アンナ・マリーア・ディ・カペチェ=ガレオッティと結婚し、2人の息子をもうける。
  • アンナ・ルイーゼ・フリージア(1605年 - 1669年)
  • ユリアナ・カタリーナ(1607年 - 1680年)
  • マウリティア・エレオノーラ(1609年 - 1674年) - 1647年にナッサウ=ジーゲン侯ゲオルク・フリードリヒと結婚。
  • サビーナ・デルフィカ(1612年 - 1670年)



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