エナメル芽細胞の分化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 00:08 UTC 版)
「エナメル芽細胞」の記事における「エナメル芽細胞の分化」の解説
エナメル芽細胞は増殖期・分化期(形態形成期)・基質形成期(分泌期)・移行期・成熟期・退縮期(縮合期)・保護期の段階を経る。成熟期は8割から9割が波状縁を持つようになるが、周期的に波状縁を持たない形態の細胞群が登場し、最終的に波状縁を持つ形状に戻る性質を持つ。最終的なエナメル質の厚さを決める形成期にはトームス突起を持ち、アメロゲニンを始めとしたエナメルタンパク質の分泌を行っている。成熟期にはエナメルタンパク質の脱却とカルシウム・リンなどのミネラルの輸送を行っている。
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