エドワード・アーサー・ウォルトンとは? わかりやすく解説

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エドワード・アーサー・ウォルトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 19:38 UTC 版)

エドワード・アーサー・ウォルトン
Edward Arthur Walton
自画像
生誕 1860年4月15日
スコットランド,バーヘッド
死没 1922年3月18日
スコットランド,エディンバラ
運動・動向 グラスゴー派

エドワード・アーサー・ウォルトン(Edward Arthur Walton、1860年4月15日 - 1922年3月18日)はイギリスの画家である。風景画や肖像画を描いた。

略歴

スコットランド、イースト・レンフルーシャーのバーヘッドに生まれた。父親は町役人(commission agent)で画家、写真家としても知られていた。1850年に生まれた姉のヘレン(Helen Walton)はグラスゴー美術学校で学んで装飾画家となり、兄弟に美術を教え、弟のヘンリー(Henry Walton:1867–1933)は有名な建築家、家具デザイナーとなり、コンスタンス(Constance Walton)も植物画家となった。[1][2]

エドワード・アーサー・ウォルトンはドイツのデュッセルドルフ美術アカデミーで学び、その後、グラスゴー美術学校で学んだ。美術学校の同僚、ジョセフ・クローホールジョージ・ヘンリージェイムズ・ガスリーと親友になった。クローホールの妹とウォルトンの兄弟が結婚し親類となった。1894年までグラスゴーに住み、ウォルトンらはイギリスで活動していたジェームズ・マクニール・ホイッスラーを尊敬し「グラスゴー・ボーイズ」と呼ばれる若い画家の集団で活動した。

スコットランドの風景画家でグラスゴー・ボーイズの中で中心的立場であった、ウィリアム・ヨーク・マクレガー(William York Macgregor :1855-1923)にも学んだ。1880年からグラスゴーやエディンバラの展覧会に出展した。

ウォルトンらはスコットランドの景勝地である、ロサックス地方やクローランドの風景を描くのを好んだ。1883年にスコティッシュ・ボーダーズのCockburnspathという村に家を建てたガスリーとその地域を描いた。[3]その年、ヘレンズバラの海岸地域の人々を描いた一連の水彩画も描き、評価を高めた。多くの肖像画の注文も得られるようになった。

1889年に王立スコットランドアカデミー(Royal Scottish Academy)の準会員に選ばれ、1905年に正会員に選ばれた。1894年から1904年までロンドンのホイッスラーやジョン・レィヴァリ(John Lavery)らの近くで暮らした。ロンドン時代は近郊のサフォークで夏をすごし、その風景を描いた。1907年にはガスリーとアルジェリア、スペインを旅した。

1915年に王立スコットランド水彩画協会(Royal Scottish Water Colour Society)の会長に任じられた。

1889年に画家のHelen Law Hendersonと結婚し、息子のジョン・ウォルトン(1895–1971)はグラスゴー大学の植物学の欽定教授を務めた[4][5]。娘のセシル(Cecile Walton:1891–1956)は夫のロバートソン(Eric Harald Macbeth Robertson)とともに象徴主義の画家として知られる。

作品

参考文献




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