エギスト・サッリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 00:44 UTC 版)
エギスト・サッリ Egisto Sarri |
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ポンペイの日常生活を描いたサッリの作品
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生誕 | 1837年11月6日 イタリア,フィリーネ・ヴァルダルノ |
死没 | 1901年11月15日 イタリア,フィレンツェ |
エギスト・サッリ(Egisto Sarri、1837年11月6日 - 1901年11月15日)はイタリアの画家である。古代ポンペイやローマの貴族の人々を描いた作品で知られている。
略歴
トスカーナの現在のフィレンツェ県、フィリーネ・ヴァルダルノに生まれた。1850年からフィレンツェの美術学校に入学し、ジュゼッペ・ベッツォーリやエンリコ・ポラストリーニ(Enrico Pollastrini)に学んだ[1]。その後、アントニオ・チゼリに学び、すぐに評論家に注目される画家になった。フィレンツェで活動し、フィレンツェの芸術家たちのたまり場であった「カッフェ・ミケランジョロ」に出入りするようになったが、このカフェから生まれた「マッキア派」の画家たちのスタイルには同調せず、アントニオ・チゼリから学んだアカデミック美術のスタイルで描き続けた[2] 。
多くの肖像画や宗教画、寓意画を描いた。
初代イタリア国王となったヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がフィレンツェの美術学校を1863年に訪問した時、13世紀のシチリア王コッラディーノを描いたサッリの作品を買い上げ、この作品は1903年にヴィットーリオ・エマヌエーレ3世がウフィツィ美術館に寄贈した[1]。
1875年ころから1887年ころまで描いた古代ポンペイやローマの貴族の人々を描いた一連の作品« Pompeianas »で知られている。
作品
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ルネサンス期の哲学者マルシリオ・フィチーノ
参考文献
- ^ a b Egisto Sarri @ Page di 800 Art Studio
- ^ « Biographie » sur Galeriearyjan.com
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