エアシャワーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 表現 > シャワー > エアシャワーの意味・解説 

エアシャワー

空気広範に浴びせる装置を指す語。表面付着している塵埃吹き飛ばすことができる。主にクリーンルームなどの空間内に異物侵入するのを防ぐためなどに用いられる

エア‐シャワー【air shower】

読み方:えあしゃわー

清浄な空気全身吹きつけて、ちりやほこりなどを除去する装置クリーンルーム入口などに設置される

空気シャワー


エアシャワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/16 07:46 UTC 版)

エアシャワーair shower)またはエアーシャワーとは、クリーンルームなどの清浄域の出入口に設けられる機器[1]

目的と設備

エアシャワーの設置目的はクリーンルームなどの清浄域の清浄空気と室外の汚染空気との接触を防ぐことにある(エアロック効果)[2]。また、入室者の衣服等に付着したゴミなどをあらかじめ取り除くための設備でもある[2]。このほかクリーンルームに入室することを作業者に意識させる効果もある[2]

エアシャワーが有効とされるのは5 µm以上の微粒子で風速10 m/s以上であれば有効である[2]。ただし、2 µm以下の微粒子にはあまり効果はない[2]

風速を強くすると吹付時間を短くできるが、衣服内からの発塵も多くなり作業者の不快感も増すため調整されている[2]。一般的には風速20 m/s程度で15 - 20秒の場合が多い[2]

クリーンルーム内外の空気の混合を避けるため、緊急時以外は二重扉はインターロックで同時に開かないようになっている。

また、高濃度粉塵の除塵装置としてダイオキシン類対策工事・石綿除去工事で設置する場合は床吸い込み型で、出来るだけ風速が強いもの、コンプレッサーとつないで圧縮エアーが出る(エアーガン付・パルスエア付など)等作業着全体の除塵能力が強力なタイプを選定したほうが、曝露対策として安心である。

エアシャワーの設置される施設

  • クリーンルーム
  • 食品の製造工場
    • 食品の製造の場合、埃だけでなくウイルスも避けなければならないため、エアシャワーへ入る前に頭髪の処理や手指の洗浄も行う必要がある。

メーカー

(五十音順)

出典

  1. ^ 早わかりQ&Aクリーンルームの設計施工マニュアル編集委員会『早わかりQ&Aクリーンルームの設計・施工マニュアル』日本工業出版、2008年、76頁。 
  2. ^ a b c d e f g 早わかりQ&Aクリーンルームの設計施工マニュアル編集委員会『早わかりQ&Aクリーンルームの設計・施工マニュアル』日本工業出版、2008年、77頁。 

関連項目




エアシャワーと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エアシャワー」の関連用語

エアシャワーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エアシャワーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエアシャワー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS